伊藤淳史が主演を務める土曜ナイトドラマ「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」(毎週土曜夜11:30-0:00、テレビ朝日系)の第8話が、3月9日(土)に放送される。

【写真】玉田志織“千里”の首を絞める小池徹平“マサト”

■鈴木おさむ引退前最後の連ドラは“リコン・ブラックコメディ

同作は、大竹玲二による人気漫画「離婚しない男」(講談社ヤングマガジンKC)を原作に、3月31日(日)をもって放送作家業・脚本業からの引退を発表している鈴木おさむが脚本を担当。

妻の不倫に気づかぬフリをしながら不倫の証拠を日々収集し、父親が親権を獲得するという困難な壁に立ち向かう男の姿を描くリコン・ブラックコメディとなっている。

■共演に小池徹平佐藤大樹水野美紀

主演の伊藤が、妻の不倫を目撃し離婚を決意する大手新聞社の社会部エース記者・岡谷渉を演じているが、そんな渉の妻・綾香を篠田麻里子が演じることが、第1話の放送にて明らかになった。

そして、綾香と不倫を繰り返す芸能事務所のチーフマネジャー・司馬マサト小池徹平が、渉とバディを組んで綾香の不倫の証拠集めにまい進する探偵・三砂裕を佐藤大樹が、親権事案において日本有数の解決実績を誇る敏腕弁護士・財田トキ子を水野美紀が演じる。

■第8話では――

マサト(小池徹平)の策略によってハニートラップを仕掛けられた渉(伊藤淳史)。だが渉は、それを事前に見抜いた財田(水野美紀)に救われる。

同時に財田は、裕(佐藤大樹)の裏切りに気付くも、裕はマサトから大切な人を殺めると脅されていたことを知るのだった。やがて財田は渉に、自身が弁護士を目指すきっかけとなった元夫・孝弘(高橋克典)との、ある過去の出来事を語り出す。

一方、マサトの子を妊娠した渉の妻・綾香(篠田麻里子)は、マサトにそのことを報告。人生最良の日だと二人で喜び合うが、マサトと綾香の不倫の事実を知った芸能事務所の社長・大洗(観月ありさ)は大激怒。そして大洗は、ある提案を綾香にするのだった。

その後、綾香からの誘いで、渉と綾香、愛娘・心寧(磯村アメリ)、渉の父・茂(利重剛)の4人は家族旅行に出向くも、渉は綾香が何かを企んでいると警戒する。

――という物語が描かれる。

■「あなたには同じ苦しみを味わってほしくない」と伝える財田

公式ホームページなどで公開されている予告動画は、これまでの振り返りからスタート。「お前が工作員だったのか…」とつぶやく渉。豹変して渉を嵌めようとする梓。「マサトと組んでるんでしょう?」と裕に伝える財田。「妊娠…?」と驚く綾香。

そして、物語は最終章へ。「どうしてマサトの片棒を担ぐような真似をするんでございますか!」と裕を問い詰める財田。それに対し、裕は「僕にも大切な人くらいいるからさ…」とこぼす。

一方の財田も、過去に何か抱えている様子。小さい子供を置いて家を離れる若き日の彼女。その背中では「今日からお父さんと二人で暮らすんだ」と息子に伝える元夫の姿が。そして「あなたには同じ苦しみを味わってほしくない」と、自分の過去と渉への思いを伝える。

また、妊娠のことをマサトに報告しに行く綾香。そこに「子供が出来たって聞こえたんですけど〜!!」と登場する大洗。

最後には、「プロジェクトA、始動」と誰かに電話をかける千里(玉田志織)、綾香から温泉旅行に誘われ「何か仕組まれてんじゃないかと」と怪しむ渉、「ドキドキしてるの、分かる?」と渉を誘惑する綾香、怒りに震えるマサト、道端に倒れ込む綾香を見下ろし「気づいてるんだろ、俺の目的」と冷ややかに言い放つ渉と、それぞれの姿が切り取られている。

「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」第8話より/(C)テレビ朝日