A24」の最新作「アイアンクロー」から、ザック・エフロンらキャストが、実際のプロレスラー一家"フォン・エリック家"の姿を再現した特別写真が披露された。また、劇中に登場する往年のプロレスラーたちをとらえた特別映像も公開された。

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プロレス界の伝説にして"呪われた一家"と呼ばれたフォン・エリック・ファミリーの実話を映画化。1980年代初頭、元AWA世界ヘビー級王者のフリッツ・フォン・エリックに育てられたケビンデビッド、ケリー、マイクの兄弟は、父の教えに従いプロレスラーとしてデビューし、プロレス界の頂点を目指していた。しかし、世界ヘビー級王座戦への指名を受けた次男のデビッドが、日本でのプロレスツアー中に急死したことを皮切りに、フォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われ、いつしか「呪われた一家」と呼ばれるようになっていく。

フォン・エリック家の次男を演じたのは、「ハイスクールミュージカル」シリーズで大ブレイクしたエフロン。三男デビッド役には、「ザリガニの鳴くところ」「逆転のトライアングル」などで話題のハリス・ディキンソン。四男ケリー役は、GG賞エミー賞を席巻し、大ヒットとなった人気ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」で主演を務めたジェレミーアレン・ホワイト。父フリッツ・フォン・エリックには、ドラマシリーズ「CSI:マイアミ」やNetflixシリーズ「マインドハンター」などで高い人気を誇るホルト・マッキャラニーが起用されている。

解禁されたのは、フォン・エリック一家を演じたキャストたちが、実際の彼らの姿を再現した特別写真。試合着でポーズをきめる兄弟たちや、亡きデビッドの異名"テキサスの黄色いバラ"にちなんだ黄色いバラを捧げるケビンの様子を収めたものなど、当時の貴重な写真と比較することで、本作の圧倒的な"再現度"を楽しむことができる。

特別映像に映し出されているのは、リック・フレアーやハリー・レイス、ブルーザー・ブロディなど、当時大活躍した名プロレスラーの容姿や着こなし、言動を完全再現している様子。彼らによる本格的なプロレスシーンは、米プロレス団体AEWの現役王者であるMJFことマクスウェル・ジェイコブ・フリードマンがエグゼクティブ・プロデューサーを、元WWE王者のチャボ・ゲレロ・ジュニアプロレスシーンコーディネーターを務めたことによるもので、それぞれがレスラー役として劇中にも出演している。

この"忠実な再現"は人物だけにとどまらない。本作では、ダラスの名物プロレス会場スポルタトリアムを再現したセットが使用されている。観客を前にしたプロレスシーンの撮影では、実際に当時の試合を子どもの頃に見て育ったプロレスファンたちがエキストラとして参加。コーディネーターのチャボ・ゲレロ・ジュニアは、撮影を次のように振り返っている。

「多くのエキストラがワールドクラスチャンピオンシップレスリング(WCCW)を思い出した。昔見たシーンだったんだ。撮影が終わったあと、みんな俺にこう言った『子どものころ見たのと同じだった』ってね」

アイアンクロー」は、4月5日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

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