マルセイユのFWピエール・エメリク・オーバメヤンが、7日のビジャレアル戦を振り返った。

 先月22日のヨーロッパリーグ(EL)・プレーオフラウンドで対戦したシャフタール戦でのゴールによって、EL最多得点記録保持者となったオーバメヤンは、7日のビジャレアル戦でも圧巻のパフォーマンス。本拠地『スタッド・ヴェロドローム』で行われたラウンド16・ファーストレグに先発出場した同選手は、2点リードで迎えた前半終了間際にPKを沈めると、後半には技ありのループシュートで嘲笑うかのうようにゴールネットを揺らした。結局、4-0と次ラウンド進出に向け、十分すぎるリードを得ている。

 同試合での2ゴールで今大会の得点数を『9』にまで積み上げ、ここまでの大会得点王となっているオーバメヤン。試合後、同選手は「今夜の雰囲気は素晴らしかった。ただこれは第1戦で、今は次の試合に勝たなければならない」としつつ、「僕の大会だからね! 今夜の試合に勝てたことも含めて、とてもうれしいし、誇りに思う」と喜びを口にした。

 またオーバメヤンは、自身の2点目を回顧。エリア内左深くでボールを受けると、中途半端だった相手GKのポジショニングを確認した後、同選手は左足のループシュートを選択。左足でのシュートは角度的に厳しかったなか、上から狙うというアイディア、それを実現させるテクニックと“点取り屋”の粋を集めたゴラッソについては「真っ先に見えたのが、前に出てきたぺぺ・レイナ(ビジャレアルGK)の姿だったんだ。なんであんな風に出てくるんだろうと思って、狙ってみたら、とても素晴らしいゴールになったよ」と明かしている。

 ELに限れば3戦連発、公式戦にまで広げば4戦連発・計6得点と絶好調のオーバメヤンが牽引するマルセイユセカンドレグは、日本時間15日の2時45分にキックオフを迎える。

絶好調のFWオーバメヤン [写真]=Getty Images