王室を離脱し、米カリフォルニアで暮らしているヘンリー王子。父チャールズ国王のガン発表をうけ、一時帰国し、父を見舞った王子だが、これは関係修復に向けた小さな一歩となったようだ。

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 現地時間2月5日に、国王のガン公表をうけ、即座に帰国し、父を見舞ったヘンリー王子。父との面会は、わずか30分程度だったとされるが、それでも意味があったようだ。「2人とも感情が高まったのは確かでしょう。正しい方向に踏み出したと言えます。ポジティブな動きでした」と関係者がPeopleにコメント。「王子は、父と直接面会し、サポートを表明できたことに感謝しています」と続けた。

 王子は先月放送された『グッドモーニング・アメリカ』の中で、この時の帰国に言及。どのようにして、父の病気を知ったかと聞かれ、「父と話しました。そして飛行機に飛び乗り、出来るだけ早く父に会いに行きました。家族を愛しています。飛行機で父を見舞い、一緒に時間を過ごせたという事実に、ありがたく思っています」と述べていた。

 しかし、兄ウィリアム皇太子との確執はより深刻なようだ。この時の帰国でヘンリー王子は、皇太子にも連絡を取ったとみられるものの、面会は実現しなかった。皇太子は腹部の手術で療養中の妻キャサリン妃のことが、一番の気がかりだというが、「大きな手術を受けた義理の姉や甥っ子、姪っ子に会いに行くのは普通のことかと思いますが、彼らにとっては普通ではないのです。非常に悲しいことです」と情報筋がコメントしている。

 オプラ・ウィンフリーとのインタビューや、ドキュメンタリー配信、自叙伝発売で、ヘンリー王子はウィリアム皇太子の信用を失ったという。王室の伝記作家ロバートレイシーは、Peopleに対しこう語る。「すべて、王室を守りたいというウィリアム皇太子の意思によるものです。ヘンリー王子は信用に足らないと感じています。王子が謝罪し、前に進まない限り、皇太子は、王子が王室に戻ることに同意しないでしょう」。

ヘンリー王子とチャールズ国王、関係修復に向けて小さな一歩 (C)AFLO