株式会社英智舎(代表取締役:上村雅代、東京都新宿区、以下英智舎)は、2024年2月29日(木)に、一瀬邦夫著『一瀬邦夫81歳の男の子!』を出版いたしました。


■長年の社長生活から一転、退職後の「日常」

本著に登場する一瀬氏は、コック帽を被って腕を振るう料理人でもなければ、東証一部上場企業の経営者として、キリッとスーツに身を包んだ華やかな姿でもありません。

都バスに初乗車」というタイトルではじまる本書に綴られたエッセイは、突然の退職後、たっぷりとした時間を与えられた等身大の「一瀬邦夫」が、一個人としての日常を綴ったものです。

■今の仕事を退職したら「第2の人生」をどう生きようかと思っている方を勇気づけたい

本書には、自らの過去を振り返り、見つめ、思考する一瀬氏の姿が描かれています。

長い間、大組織のトップとして号令・命令で思うことが実現できたが、辞任後、真っ先に感じたのは、自分1人しかいない、という現実だ。今更ながらに考えてみると、私は時間の使い方のレパートリーが少ない。毎日が日曜日では、人生のメリハリがない。――本文より抜粋

■「第2の人生」を、どう過ごすか

株式会社ペッパーフードサービスの社内報に毎月掲載されていた筆文字のメッセージや、昭和時代の貴重なモノクロ写真とともに、「社長業を退職した後の人生をどう生きていくか」を模索する姿が、自身の言葉で包み隠さず綴られています。

あれほど時間の制約の中で働いてきた私だが、もっと自由な時間がほしいと思った記憶はない。自由な時間がなくても平気だった。しかしその分、定年がある勤め人と違い、退職時期が明確でなかったこともあり、降って沸いた時間の使い方は、ズブの初心者だ。――本文より抜粋


18歳、コック見習いのころ。キッチンナポリ吉原店の店先にて。

■長い経営者を務め終えた現在の心境

高校卒業から実に62年もの年月を、時間の制約のなかで働き続け、社長退任と同時にその環境から一気に解放された一瀬氏。華々しい経歴は次の通りだ。

27歳で「キッチンくに」を創業。大きく舵を切って専門店「ステーキ洋食くに」へ。

51歳で「ペッパーランチを開業。

71歳で「いきなり!ステーキ」創業、大ブレイク。全国49都道府県に総計503店舗の出店。

マザーズ上場、東証二部上場、東証一部上場(近年東証プライム市場へ移行)。

米国ナスダック市場へも日本の外食企業として初の上場を果たす。


50歳のとき、「ペッパーランチ」のデモンストレーション。2~3店舗目で、「これから広がるぞ!」と大展開を予感しての出店。

仕事に追われていたころが、懐かしい。

現役の社長だったころは仕事に追いかけられていたが、現在は仕事を「追いかけている」感が強い。――本文より抜粋

■81歳の決断

81歳を迎えた一瀬氏は、一大決心で新たなチャレンジに舵を切り、動き出します。

退屈で非・エキサイティングな日々から希望への道を思い描き、自分で自分を誘導し、入り口まで辿り着いた。

ところが、入った瞬間から、その先が真っ暗闇だった。実に不安な局面が待っていたのだ。

「これって夢じゃないんだ、現実なんだ」と何度も思った。

しかし、夢であって欲しいとは思わなかった。――本文より抜粋

人生100年時代、シニア世代はもちろん、本書に勇気づけられる読者は多いでしょう。

「まだまだこれからだ!!」

「やってみて初めてわかることもある、やってみなけりゃわからない」

命までは持っていかれない、なるようにしかならない!

――本文より抜粋

■目次

都バスに初乗車/独創だった「いきなり!ステーキ」/毎日が日曜日?/

ウィンストンの女性/自由な時間は最高の贅沢/愛車ベンツとの別れと始まり/

社内報への想い/スキンヘッドは決意の表れ、己に勝つ証/日記は人生の価値を3倍にする/

出前用の金ピカ幟をなびかせ伊豆半島へドライブ/ハーレーでマーケティングの先駆け/

奇人変人を生んだ火箸事件/幻の「自動磁石装填箸製造機」/

腰痛持ち3000万人のみなさんへ朗報です/長く経営者を務め終えた現在の心境/

まんまとやられた振り込め詐欺/白内障の手術/階段の上手な上り下りの要点/

私の好きな温度、妻の好きな温度/我が家の文鳥のピーちゃん/

まだまだこれからだ!(ほか)

■書籍概要

書名:一瀬邦夫81歳の男の子!

著者:一瀬邦夫

定価:1,980円(本体1,800円+税)

発売日:2024年2月29日(木)

判型:四六判 

総ページ数:248ページ

ISBN:978-4-434-33550-1

発行:英智舎

英智舎オフィシャル書誌詳細ページ

https://eichisha.co.jp/post-401/

■著者プロフィール

一瀬邦夫いちのせ くにお

1942年生まれ。

51歳で「ペッパーランチ」のフランチャイズを展開。

71歳で「いきなり!ステーキ」のファウンダーとなり、48都道府県に総計503店舗出店し、東証二部・一部上場を達成。

2022年8月、代表取締役社長を辞任。81歳で和牛ステーキ専門店「和邦」の創業を果たす。

配信元企業:株式会社英智舎

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