低気圧が日本の東で発達 27日は三陸沖で波高9mの猛烈なしけに 海況のまとめ(2024年2月25日~3月2日)

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2024年2月25日3月2日の海況のまとめです。

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■気圧配置と波
25日、低気圧が本州南岸を東進。夜は四国沖~伊豆諸島付近で波高4mとしけた。

26~27日、低気圧は前線を伴い、発達しながら関東の東から三陸沖へ進んだ。三陸沖では26日は波高6m以上の大しけ、27日は波高9mの猛烈なしけとなった。

28日、低気圧が日本の東でさらに発達。三陸沖を中心に大しけが継続。

29日、本州付近は移動性の高気圧に覆われた。日本海の波は穏やかに推移。

1日、前線を伴った低気圧が本州南岸を東進。太平洋側は高波が継続。

2日、日本付近は西高東低の気圧配置。日本海も波が高まり、中~北部で波高4m以上としけた。

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■海面水温
 今期末にかけて日本海域の海面水温は、平年並みか、平年より高い海域が継続。
東シナ海~南西諸島付近は、平年並みの海域が拡大した。
太平洋側は、黒潮が離岸する足摺岬~潮岬で平年よりやや低い海域が続いた。
黒潮が北上する三陸沖は、平年よりかなり高い海域が続き、最大で6℃高かった。
親潮が後退する北海道南東方沖では平年よりかなり高い海域が続いた。オホーツク海では海氷(黒い斜線域)に覆われ、根室海峡まで南下している。

低気圧が日本の東で発達 27日は三陸沖で波高9mの猛烈なしけに 海況のまとめ(2024年2月25日~3月2日)