マンチェスター・ユナイテッドU-19イングランド代表MFコビー・メイヌーとの契約更新を目指しているようだ。7日、イギリス紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えている。

 2005年4月19日生まれで現在18歳のメイヌーはマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、昨年1月のFAカップ4回戦でトップチームデビューを果たした。今シーズンは負傷で出遅れたものの、昨年11月頃から中盤の主力に定着し、直近ではブラジル代表MFカゼミーロとのダブルボランチを形成。ここまで公式戦18試合に出場し、2ゴールをマークするなどブレイクを遂げている。

 今回の報道によると、マンチェスター・ユナイテッドはメイヌーとの新契約締結に向けた交渉を開始したとのこと。同選手との現行契約は2027年6月末までとなっているが、クラブ側は期間の延長と共に、直近のパフォーマンスや貢献等を反映したオファーを提示したいと考えているようだ。契約期間を含めた詳細については明らかになっていないが、新たな契約には大幅な昇給が盛り込まれる可能性が高いという。

 なお、現行契約に付随しているパフォーマンス関連のボーナスが既に発動されたこともあり、選手側は新契約の締結を急いでいない模様。クラブ側も状況を楽観視しており、現在はメイヌーをシーズン終盤の戦いに集中させたいと考えているようだ。こうしたことから、マンチェスター・ユナイテッドが契約延長についての正式発表を行うのは、今年の夏頃になる可能性が高いと報じられている。

 ここまで27試合を消化したプレミアリーグで、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位に留まるなど、不安定な戦いが続くマンチェスター・ユナイテッドにおいて、眩い輝きを放っている“新星”メイヌー。多くのファン・サポーターが早期の契約延長を望んでいるだろう。

今季途中から中盤の主力に定着したメイヌー [写真]=Getty Images