三井不動産は、東京都中央区晴海5丁目の開発地域HARUMI FLAGエリア内にライフスタイル型商業施設「三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG」を3月1日、グランドオープンした。

HARUMI FLAGエリアは東京2020大会選手村の跡地を新築住宅・商業施設として開発を進めている地域。約13haの広大な土地に約5,600戸の分譲・賃貸住宅と商業施設の合計24棟をリノベーションを含め建築するほか、多様な公共施設などを整備し、約1万2,000人が住む「新しい街」として、今年1月から順次入居が始まっている。

〈HARUMI FLAGエリアの中心に立地〉

「ららテラス HARUMI FLAG」は、同エリアの中心に立地し、「“新しい街”から始まる“新しい暮らし”をコンセプトに、同エリアと近隣居住者の生活を支える「ライフスタイルパーク」に位置づけられる商業施設としてオープンした。

商圏の特徴として、同エリアも含めた晴海地区は大規模マンションが多数あり居住者が多い一方で、3km圏内にはお台場・有明地域や新橋駅有楽町駅周辺などが含まれ、大規模商業施設も多いが、2km圏内の大規模商業施設は同じ三井不動産が運営するショッピングセンター「ららぽーと豊洲」しかないという。

それとの棲み分けもあり、今回の「ららテラス HARUMI FLAG」は生活利便性と日常を彩るライフスタイルパークとして、居住者の中心を占める30~40代のファミリー層のニーズに沿った日用品や生活必需品買い物や、習い事・認可保育所等の子育て施設、フィットネスやゴルフ等の趣味や、医療関連など39店舗のテナントを揃えた。

〈「サミットストア ららテラス HARUMI FLAG店」はサミットとして都心エリア最大級の品揃え〉

核テナントとなるのは1階部分にオープンした食品スーパー「サミットストア ららテラス HARUMI FLAG店」で、約890坪とサミットとして都心エリア最大級の店舗面積と豊富な品揃えを誇る。子供がいる若いファミリー層が多い晴海エリアのニーズを踏まえ、冷凍食品の品揃えを既存店の約2倍としたほか、即食の惣菜・デザートや簡便・半調理品を充実させた一方、事前調査の声に応え、鮮魚の品揃えを充実させた。

ほか、生活関連ではドラッグストア「マツモトキヨシ」、均一雑貨「ダイソー」などが出店する。

また、JOCによる日本オリンピックミュージアムのサテライト拠点として「TEAM JAPAN 2020VILLAGE/Cafe & Restaurant CENTRALE」がオープン。東京大会選手村にも提供されたGAP認証食材を提供する本格レストランに、東京2020大会の記憶やアスリートの貴重なアイテムの展示エリアを併設。東京2020大会のレガシーを継承し、オリンピズムを発信する場所とする。ほかにも施設内には東京2020大会の歴史を伝えるスポーツピクトグラムオブジェを設置するなど、大会を未来に承継する施設を設けた。

東京2020大会のレガシーを継承し、オリンピズムを発信する場所として選手村にも提供されたGAP認証食材を提供するレストランもオープン
東京2020大会のレガシーを継承し、オリンピズムを発信する場所として選手村にも提供されたGAP認証食材を提供するレストランもオープン

サステナブル社会の実現に向けた取組みとしては、日本初となる水素エネルギーの本格活用や、建築物省エネルギー性能表示制度に基づく「ZEB認証」の取得なども行っている。

【施設概要】▽施設名称:三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG▽所在地:東京都中央区晴海5丁目2番31号▽敷地面積:約3,400坪▽構造規模:鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)地上3階・地下1階・塔屋1階▽延床面積:約6,000坪▽店舗面積:約3,060坪▽店舗数:39店舗▽駐車台数:104台。

「ららテラスHARUMI FLAG」「新しい街」居住者の生活を支える地上3階、地下1階の「ライフスタイル型」商業施設