Indeed Japanが、2024年3月8日の「国際女性デー」から3月10日(日)までの3日間、「ありの“ママ”スケジュール展」(無料)を二子玉川 蔦屋家電 2階 EVENT SPACE(東京・二子玉川ライズ内)にて開催。ワーママ(ワーキングマザー)たちの“リアルなスケジュール”や、“仕事と子育てを両立するために実践している工夫”などを、わかりやすくパネルで展示している。

【写真】ワーママは忙しい!リアルな24時間の過ごし方は?

同イベントでは、現役の正社員ワーママたちから集めたリアルな24時間の過ごし方を、ひと目でわかるようスケジュール表形式で展示。多忙な中での時間のやりくりの仕方などもシェアしている。

同社は事前に、全国の20〜40代のワーママ1000人及び、将来的に正社員として仕事と子育てを両立したいと希望している有職男女(プレワーママ/プレワーパパ)200人、正社員ワーママの配偶者200人、上司200人の計1600人を対象に「女性の仕事と子育ての両立に関する調査」を実施した。

その結果、ワーママの9割以上(92.2%)が「仕事と子育ての両立に何かしらの困難」を抱えており、3人のうち2人(66.5%)が「将来のキャリアプランの見通しを持てない」と考えていることがわかった。また、ワーママが希望する自身の「家事負担割合」は平均59.0%であることに対し、実際は平均74.2%を担っており、「育児の希望負担割合」も平均59.5%であるのに対し、実際は平均74.1%を担っていることが判明。出産後に正社員として働き続けている女性は、仕事と子育ての両立で困難に直面している状況が伺えた。

女性活躍・男女共同参画の重点方針 2023では、「出産を契機に、女性が非正規雇用化する、いわゆる『L字カーブ』の存在に象徴されるように、さまざまなライフイベントに当たり、キャリア形成との二者択一を迫られるのは多くが女性であり、その背景には、長時間労働を中心とした労働慣行や女性への家事・育児等の無償労働時間の偏り、それらの根底にある固定的な性別役割分担意識など、構造的な課題が存在する」と述べられている。

この内容や調査の結果を踏まえ、Indeed PRシニアマネージャーの吉村咲紀さんは、同イベントの開催の経緯を説明。「イチ企業で解決できることではないと思うのですが、子育てをしながら仕事をしている女性が直面している困難や実態、課題を明らかにすることは、女性たちを応援し、支援する一歩につながるのではないかと考え、このプロジェクトを立ち上げました」と話し、「子どもが小さければ小さいほど『数年後の未来の見通しが立たない』と、不安を感じている方が多いということもわかったのですが、今回の展示を見ていただければ、数年後のご自身をイメージしていただきやすくなるのかなと。通りがかりに立ち寄っていただけるような展示イベントとなっているので、フラッと見にきていただければと思います」とアピールしていた。

「ありの“ママ”スケジュール展」を企画したメンバーのひとり、Indeed PRシニアマネージャーの吉村咲紀さん(写真右)