元東北楽天ゴールデンイーグルス監督の田尾安志氏が、オープン戦7連敗となった阪神タイガースに独自の提言をした。
■6連敗中の阪神に持論
田尾氏はオープン戦6連敗中の阪神に「そろそろテスト期間から、本番体制に持っていくのかなというところなんですけども」と語る。
そして「甲子園で明日もヤクルトですね、明後日の巨人。週末の3試合、ここまでは試しの期間というような感じで、とらえているんじゃないかなというところですね」と分析した。
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■「そろそろ勝っておきたい」
さらに「この週末までの試合が終わって、公式戦までにオープン戦があと10試合ありますね。12、13がマリンでロッテ、そして15、16、17がバンテリンで中日ドラゴンズ、19、20がpaypayドームでソフトバンク。最後の3連戦にオリックスと試合をして、開幕に向かっていくという形になるんですけれども」とタイガースのスケジュールに言及する。
続けて「それにしてもやはりいくらテスト期間とはいえですね、そろそろ勝っておきたいという時期に来ている」とコメントした。
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■8日の試合を振り返り
その後田尾氏は8日のオープン戦、阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズ戦を振り返る。
試合結果を記載したホワイトボードを取り出すと「7回まで5対0。 今日はこのまま行くのかなというふうに思いましたね。それが8回に6点をとられて逆転負け」と紹介。
そして「6対5でやられたということなんですが、この6点の取られ方が酷かったですね。1イニングで4つのエラーが出たという。プロ野球として、あまり見たことがないようなゲームでした」と語った。
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■12日からは「勝ちにこだわって」
試合を振り返った田尾氏は、8回表に阪神が4エラーで5点差を逆転されたことに触れ「タイガースからすると、普通にやっておけば勝てるゲームを自滅で落としてしまった。 そういうゲームになってしまいました」とコメント。
今後については「明日、明後日2試合はたぶん若手のテスト期間に使うんだと思いますが、12日からのオープン戦10試合は勝ちにこだわったゲームを見せていただきたいなと思います」と提言した。
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■逆転負けで7連敗
8日の試合では岡田彰布監督が開幕投手に指名した青柳晃洋投手が先発し、好投。7回裏を終わって5対0とリードした。
ところが8回表2アウトからショート小幡竜平選手の悪送球、センター森下翔太選手の落球、ヤクルト内山壮真選手のタイムリーで同点に追いつかれる。
さらに北村恵吾選手のショートゴロを小幡選手がはじき、逆転。そのまま敗れ、7連敗となった。シーズンとは関係のないオープン戦だが、エラーが絡む形で敗北することが多いだけに、心配の声も上がっている。
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