イライラした様子で児童の髪を引っ張り、宿題を床に投げ捨てるなどした教師が停職処分を受けた。「教育者」である人間が起こしたトラブルについて、『AsiaOne』など海外メディアが伝えている。
■児童に対する暴言と暴力
中国・湖南省の小学校で働く女性教師が児童らに腹を立て、指導の域を超えた言動に及んだことが明らかになった。
その日、教師は課題を見せに来た女子児童をいきなり叩き、「あんたを殴り殺してやる」「目が見えないの？」「あんたなんかに勉強する価値はあるのか」などと暴言を吐いた。
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■男子児童も被害者に
ほどなくして男子児童も教師に近づき課題を提出しようとしたが、教師は男子児童のことも叱責。それどころか顔をつねり、差し出された課題を床に落とすという行動に及んだ。
その後、教師はは再び女子児童のほうを向き、髪を引っ張るなど嫌がらせを始めた。男子児童と同じように課題を捨てられた女子児童は泣きながら拾おうとしたが、近くにいた別の教師は慰めようともせず、「泣くな」ときつい口調で命じたという。
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■教師らに下された処分
この様子をとらえた約3分の動画を、何者かが中国のSNSで公開。瞬く間に拡散され、複数メディアもその内容を取り上げた。
問題が起こった学校に子供を通わせている保護者らによると、児童らにきつく当たった教師は算数を教えているのだという。関係当局もこの問題を把握し、教師は停職処分に。また校長にも役職解任を告げた。
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■相次ぐ批判の声
動画を見て衝撃を受けたネットユーザーからは、「すぐに解雇すべきだ」という意見が噴出。「こんな人間が教職に就くなんておかしい」「同じ場所にいたもう一人の教師も共犯者だ」といったコメントをネット上に書き込んでいる。
児童らの心の傷を心配した当局は、専門家によるカウンセリングが受けられるようただちに手配したという。他にも被害を受けた児童がいるのかなど、詳しいことはまだ分かっていない。
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