NGT48、2期生の大塚七海さん。新潟のテレビやラジオでリポーターとしても活躍、昨年は「マチスコープ」(NHK Eテレ)にも出演して話題に。そんな年女の大塚さんに昨年を振り返ってもらいつつ今年の抱負を聞いた。
【写真】NGT48、2期生の大塚七海さんが今年の抱負を語った
■「顔の表情ですごい目立ってやろうっていう、いつもそういう気持ちを強く意識しています」
――2023年は振り返ってみていかがでしたか?
2023年は私が目指していた、一番やりたかったことがたくさん叶った年でした。活動を重ねていくうちに、テレビやラジオのロケ、リポーターのお仕事がすごく好きかもしれないって思えるようになってきて。2023年は新潟のテレビやラジオに出演させていただけて、すごく大きく成長できた1年だったなと思いました。
家族や親戚、近所の方とかも、私のことを見たよと言ってくださって、特にソロでリポーターとか生放送に出演させていただく機会が増えたので、かなり自分にとってもレベルアップできたなって思います。
――ステップアップを実感されたわけですね。そんないい流れのなかで今年は年女ですね。
去年、新潟のテレビやラジオにたくさん出演させていただいたので、今年はそれを活かして、全国へ羽ばたけるようになりたいなって思っていて。去年一度朝の全国放送、「マチスコープ」(NHK Eテレ)に出演させていただいたんですけど、ほとんど初めての全国放送のテレビで朝の10分くらい、それでも本当にもうこれまでとは比べものにならないくらいの反響がありました。
全国なので東京でも大阪でも見られてうれしいとファンの方からも喜んでいただけました。全国の力って大きいんだなっていうのを実感しましたし、SNSのXのフォロワーさんもけっこう増えてやっぱりすごいなって思ったので、今年は全国の方にも見ていただけるような、そんな機会をたくさんゲットできるように頑張ります。
――自分の中でずっとやってきた強みがあれば教えてください。
顔の動きとかリアクションを意識して、メンバーのなかで一番大きくリアクションをとったりとかしています。メンバーには食レポなどがうまい人とか本当いっぱいいるんですけど、その中で自分を一番よく見せられるものって何だろうと思って。自分にしか出せないのはリアクションの大きさだと思い、よく動きが変だって言われるんですけど、それをいいふうにとって頑張ろうと、テレビでも大きく動いたりとか、ワイプで顔だけ抜かれてるときも、顔の表情ですごい目立ってやろうっていう、いつもそういう気持ちを強く意識しています。
――今、インタビューして答えてもらっているときも、リアクションが大きくて顔の表情が豊かなのを感じますね。
はい。勝手に動いちゃうんですよ(笑)。
■「日陽さんがすべて言葉にして伝えてくださったおかげで、パフォーマンス面でもすごく成長できた」
――昨年に中井りかさんが、そして今年3月いっぱいで本間日陽さんも卒業されますが、大塚さんはNGT48でどんな存在になりたいと思っていますか。
りかさんが昨年夏に卒業されたんですけど、夏が終わるまでりかさんがいなくなるという実感がなかったんです。でもいなくなったあとにメンバー全員での配信のイベントとか、そういう場になるとりかさんの存在の大きさというか、今りかさんがいないことをめちゃくちゃ実感してるみたいな。りかさんはトークがめちゃくちゃ上手で、場の盛り上げ方だとか回し方だとかそういうところに憧れてました。
りかさんがいなくなって、その存在がすごい大きかったんだなって思って。私はグループ内でMCで回し役をやらせていただくことが最近増えたので、そういう部分でりかさんにはなれないけど、りかさんの役を補えるようなちゃんとトークもできるし、回せる、そんなメンバーになりたいなって思ってます。(力強く)私がりかさんの後を継ぎます!
日陽さんにはいっぱいお世話になりました。昨年12月からNGT48の10人での新公演が始まったんですけど、メンバー全員では出られないので、昼、夜メンバーでちょうど初日が分かれてたんです。私が今回、日陽さんと同じポジションを務めさせていただいているんですけど、セットリストの中に入ってる曲も、日陽さんが今までセンターをしてきた「渡り鳥たちに空は見えない」だったり「絶望の後で」とか、すごくメッセージ性の強い、日陽さんにしかできない曲なんだろうなってずっと思ってました。
公演前に、もうプレッシャーに押しつぶされそうだったんですけど、その公演のリハーサル期間、一番お世話になったのが日陽さんで、ステージの立ち方だったり表現の仕方だったり、そういうのも1から100まですべてほぼ付きっきりレベルで教えていただきました。それでいざ初日公演を終えたら、ファンの方から今までに見たことないくらいすごい数のいろんなお褒めの言葉をいただき、成長したねって言っていただけたのがすごくうれしくて。私が今までパフォーマンス面で悩んでいたことが頭の中にずっとあったんですけど、それを言葉にするのが難しくて、自分は何が駄目なのかとか、そういうのを日陽さんがすべて言葉にして私に伝えてくださったおかげで、パフォーマンス面でもすごく成長できました。
――ファンは、今まで見たことのない大塚さんの姿を見て絶賛したんですね。センターというポジションが成長させるってのももちろんあるとは思いますが、偉大なる先輩が的確なアドバイスをしてくれたくれたことで素晴らしいパフォーマンスにつながったんでしょうね。
ポジション的にもセンター曲がけっこうあったりとか、今まで公演でセンターに立ったことがなくてほとんど初めてのことだらけだったので、日陽さんに導いていただきました。
――本番でセンターに立つとき、どんな気持ちでしたか。
泣くのかなと思ってたんですけど、実際立ってみたら、すぐ後ろに全メンバーがいるわけじゃないですか、センターにふさわしい人になれるようにもっと頑張らなきゃみたいな。そんな気持ちがすごい湧いてきて、涙とか引っ込んじゃいました。感動ってよりかは、これから頑張っていかなきゃいけないっていう、責任感をすごい感じていました。
――やっぱり、センターはすごい責任感を背負って立つポジションなんですね。
センターってこんな感じなんだ、前に人がいないってこういう景色なんだって。6年目にして初めて見ることができてうれしい気持ちもあるんですけど、これじゃ駄目だなって。すごい納得いくパフォーマンスができるように頑張ろうって気持ちが入ってきました。
――本間さんがみなさんに残していくものは本当に大きいですね。
はい。いろいろと教えていただけて本当によかったです。私もいつか卒業するときに、日陽さんのように自分の持っているすべてを後輩に引き継げる、そんな人になりたいなって思います。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
今年、すごく大きな目標がひとつあります。それはシングル表題曲のセンターに立ちたいっていう思いです。今までファンの方には言えてなかったんですけど、もう今は自信を持って、その目標を言うことができるので、センターに立つ夢を叶えられるように頑張ります。
撮影・取材・文=野木原晃一
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