先月末に行われたMLSのLAギャラクシーインテル・アイアミ。

吉田麻也と山根視来が所属するギャラクシーは勝利目前だった後半アディショナルタイムリオネル・メッシに同点ゴールを許し、試合は1-1の引き分けで終了した。

試合後、メッシはフォロワー数5億人を誇るInstagramに吉田と握手する写真などを投稿している。

そうしたなか、吉田は、Tokyo FMで放送されている『吉田麻也の切り替えて行こう!』でメッシとの“初対戦”についてこう話していた。

「僕としては自分の世代で唯一対戦したことがないビッグネームかなと思っていたので、いつかやりたいなと思っていて、その夢がなかったというと大袈裟ですけど、実現して本当に嬉しかったですけど、まぁやっぱりすごいなと思いました。

何がすごいかというと、年齢とともにキレは誰しもが低下していくと思うんですけど、本当にキレがあって。ほぼほぼ歩いているんですよね、ほぼほぼサボってるんだけど、キレだけで勝負しているなと。

あとはモーションがすごい小さいので…」

「身長も小さいんですけど、動きが小さくて、シュートなのか、パスなのか、ショートパスなのか、ロングパスなのかのモーションが分からないので、守ってる側としてはどこにボールが出てくるか分からない。

どこを見ているか分からないので、普通の人だったら、ここを見てロングキックのモーションに入ってロングボールって感じなんですけど、それがなくて、予備動作がなくて、パンッとプレーしてくるのでかなり難しかったなと。

あとは、狭いところのボールコントロールと体の使い方が本当にうまくて、ボールを獲らせない。僕も無理して獲りに行こうとしたんですけど、獲りに行くとファウルになっちゃう。これが非常に素晴らしかったなと思います。

正直、ルイス・スアレスセルヒオ・ブスケツは年齢的なところがあるのかなという感じもしたんですけど、メッシに関しては…もともと対戦したことがないのであれなんですけど、すごいなと思いましたし、これが10年前の全盛期なら誰も止められないだろうなと思いました。それくらいインパクトが強かった」

1988年生まれの吉田は、1987年生まれのメッシと初めて対戦したそう。36歳になったメッシだが、一瞬の切れ味は健在で、ノーモーションでプレーに入るため予測が難しいようだ。

日本代表が全盛期のメッシに勝った!「2010年のアルゼンチン代表伝説スタメン」

ただ、MLSは現在レフェリーがストライキを行っているため、3部相当の審判団が担当している。吉田は(不可解な判定がなければ)本来なら勝てていたはずの試合だったとして、レベルの高い審判とやりたいとも話していた。

36歳メッシと初対戦した吉田麻也、体感した“凄さ”がおもしろい!「ほぼサボってるんだけど…」