3月9日ちびまる子ちゃんの公式Xアカウントより、アニメ『ちびまる子ちゃん』の主人公である「まる子」の声優をつとめていたTARAKOさんが3月4日(月)未明に亡くなられていたことが報告された。SNSでは、TARAKOさんのご冥福をお祈りするメッセージが広がっている。

TARAKOさんはゲーム方面でも活躍が知られ、『ちびまる子ちゃん』のほかまじかる☆タルるートくんのゲームで演じたほか、ダンガンロンパシリーズではモノクマ役を大山のぶ代さんからバトンを受け取り演じていたことでもしられている。

ちびまる子ちゃん』は、原作者であるさくらももこ氏が70年代の実体験をもとに制作した漫画だ。1990年からはアニメも放送され、1300話以上もの回を重ね、現在もテレビ放送され国民的に親しまれている作品だ。

ちびまる子ちゃん』の公式サイトでは、1990年に放送されたアニメ初回から34年間にわたり「まる子」役を演じたTARAKOさんに向けて哀悼の意を表するメッセージが公開された。TARAKOさんが演じる最後のエピソードまる子、水の味がわかる?』3月24日の1時間放送のなかで見られる予定で、公認の声優については検討中とのことだ。

TARAKOさんのご逝去を受けての『ちびまる子ちゃん』共演者およびスタッフのコメントは以下の通り。

屋良有作さん(お父さん役)
タラちゃん、突然のお別れに言葉が見つからず、ただ茫然とするばかりです。
つい最近まで、毎週収録の度、スタジオでお会いしていたのに。
長い間、どんな状況の時にも番組の座長として、気丈で優しく、そしてしなやかに、私達を牽引して下さいましたね。もう、あなたの明るくお茶目なあの笑顔に出会うことは出来なくなりましたが、いつまでも私達の心の内に、いくつもの思い出と共に残り続けます。
タラちゃん、今まで本当にたくさんありがとう!どうか安らかにおやすみ下さい」

一龍斎貞友さん(お母さん役)
「唯一無二の存在が旅立ってしまいました。いつも誰にも気を配る心遣いの達人だったタラちゃん。この喪失感を埋めるすべを見つけられません」

島田敏さん(おじいちゃん役)
「胸つまる  『何だい?まる子』  言えなくて
友蔵 タラちゃんに捧ぐ心の俳句」

佐々木優子さん(おばあちゃん役)
「明るくて、楽しくて、人にも動物にも、命あるすべてに愛をふりそそぐ人でした。でも、こんなに急に、突然、婆さんより先に逝ってしまうなんて…
そこだけは親不孝者だよ、まる子や…」

豊嶋真千子さん(お姉ちゃん役)
「大好きなTARAKOさん、突然のお別れとなりまだ信じられない気持ちでいっぱいです。アフレコの時、あったかい笑顔で「楽しいね~」と言っていたあの優しい声に励まされてやってきました。話したいことや、一緒にやりたいことが沢山ありました。「お姉ちゃん」として「まる子」と過ごした時間はまだ思い出には出来そうにありません。『さよなら』の代わりにTARAKOさんの好きだった言葉を。『ありがとう、またね~!』」

渡辺菜生子さん(たまちゃん役)
TARAKOさんとは、番組のまるちゃんとたまえのように、より近く心を通わせて、公私共に過ごさせて頂きました。共有した大切な時間は、私の中で、今でもきらきら輝いています。心より感謝しています。ご冥福をお祈りいたします

◆『ちびまる子ちゃん』スタッフ一同
「放送開始から34年間、まる子を演じていただいたTARAKOさんは、『ちびまる子ちゃん』そのものでした。TARAKOさんは、収録現場でも常に周りを思いやり、温かく、明るく元気に場を和ませてくださる方で、”ちびまる子ちゃん”の天真爛漫で、家族や友達から愛される姿、そのものでした。
最後まで病棟でも収録をしたいと意欲的で、大きな愛情をもって『ちびまる子ちゃん』に向き合ってくださいました。
急な訃報に驚きを隠せませんが、TARAKOさんが演じてくださった”ちびまる子ちゃん”をこれからも温かく、大切に描き続けていきたいと思います。TARAKOさん、長い間、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします

※『ちびまる子ちゃん』公式サイトより引用

また、さくらプロダクションの公式XアカウントでもTARAKOさんの逝去の報に哀悼の意を表すコメントが発表された。

電ファミニコゲーマー一同、TARAKOさんのご冥福をお祈りいたします

『ちびまる子ちゃん』公式Xアカウントはこちらさくらプロダクション公式Xアカウントはこちらテレビアニメ『ちびまる子ちゃん』の公式サイトはこちら