2024明治安田J1リーグ第3節が9日に行われ、サンフレッチェ広島とサガン鳥栖が対戦した。
ここまで1勝1分のサンフレッチェ広島が、1勝1敗のサガン鳥栖を『エディオンピースウイング広島』に迎えての一戦。ともに前節と同じ先発11人で試合に臨んだ。
序盤から押し込む広島は、18分に先制成功。ペナルティエリアの手前で塩谷司が右足を振り抜いて鋭いシュートを放つと、ボールは相手DFに当たってコースが変化。相手GKの逆を突く格好となってゴールに吸い込まれた。
31分、広島がリードを広げる。右から中野就斗がクロスを送り、ペナルティエリア左で東俊希が回収。左足を振り抜き放ったシュートは相手DFにブロックされたものの、こぼれ球に反応した川村拓夢が押し込んだ。
2点を追いかける展開となった鳥栖は、前半終盤に決定機。ロングボールに抜け出したマルセロ・ヒアンが自慢の馬力でペナルティエリア内まで運んで右足を振り抜く。しかし、力いっぱい放たれたシュートは相手GK大迫敬介の好セーブに阻まれた。
2点リードで折り返した広島は、後半開始早々に川村がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーを務めたピエロス・ソティリウはゴール右上に蹴り込み、開幕戦のPK失敗を払拭した。
広島は63分、満田誠の右コーナーキックをニアの加藤陸次樹が頭ですらし、ゴール前の佐々木翔が合わせてゴールネットを揺らす。しかし、佐々木のポジションがオフサイドだった。72分には投入されたばかりのエゼキエウと志知孝明がチャンス創出。ペナルティエリア右からエゼキエウが折り返したボールにゴール前の志知が合わせたものの、シュートは腕に当たって得点が認められない
終盤には広島でのデビューを飾った小原基樹のドリブルを起点に大橋祐紀が決定機を迎えるなど、広島は最後まで鳥栖を圧倒。そして試合終了間際、志知のクロスに中野が合わせてダメ押しの4点目をマークする。
試合はこのまま終了し、広島はホーム戦2連勝で2勝1分、鳥栖は1勝2敗となった。次節は16日に行われ、広島は敵地でヴィッセル神戸、鳥栖はホームでセレッソ大阪と対戦する。
【得点者】
1－0 18分 塩谷司（広島）
2－0 31分 川村拓夢（広島）
3－0 51分 ピエロス・ソティリウ（広島）
4－0 90＋6分 中野就斗（広島）
コメント