ミランの選手獲得の噂について、イタリアメディア『Football ITALIA』が8日付けで伝えている。

 来夏の移籍市場でストライカーの獲得を目指しているとされるミランは、ボローニャに所属するFWジョシュア・ザークツィーの獲得を画策しているとのこと。現在22歳でバイエルンの下部組織で育った同選手は、2019年12月に同クラブのトップチームでプロデビューを果たすと2022年からボローニャに所属し、今シーズンはここまで公式戦29試合出場11得点を記録している。

 オランダの世代別の代表チームにも選出された経験も持つ同選手には、マンチェスター・ユナイテッドをはじめとするプレミアリーグのクラブからも関心が寄せられており、また報道によるとバイエルン4000万ユーロ(約64億円)での買い戻しオプションも保持しているようだ。

 そのため複数クラブで争奪戦になることも予想されており、今回の報道によると、ミランライプツィヒに所属するスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコもリストアップしたようだ。2003年生まれで現在20歳の同選手は2019年7月にザルツブルクに所属し、その後期限付き移籍を経て2023年からプレーするライプツィヒで、今シーズンここま公式戦32試合出場11得点を記録。ザークツィーより2歳若いことから、有望な将来を見越してシェシュコの獲得へ本腰を入れる可能性もあるという。

 ここまでセリエAでチームトップの12得点を挙げているFWオリヴィエ・ジルーは、現在37歳。若返りを図るというミランは来夏、新たなストライカーを迎え入れることができるのだろうか。

ボローニャに所属するザークツィー(左)とライプツィヒに所属するシェシュコ(右)[写真]=Getty Images