漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、いまや日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。2024年も全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも好評を博しているが、1月13日・14日、2月3日・4日にサンシャインシティ(東京・池袋)で開催されたコスプレイベント「acosta!(アコスタ)」にも、話題作のキャラクターに扮(ふん)したコスプレイヤーが大勢参加。屋内外の各所で写真撮影や交流を楽しむ姿が見られた。WEBザテレビジョンでは、会場を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。

【写真】「Re:ゼロから始める異世界生活」レムのコスプレを披露したいろさん

■「Re:ゼロ」「着せ恋」ヒロインに扮するコスプレイヤーのこだわりとは?

■「Re:ゼロから始める異世界生活エミリア/まきほさん

2月22日の“猫の日”を意識して、アートスケールフィギュアでリリースされた猫耳バージョンのエミリアちゃんのコスプレに挑戦してみました。エミリアちゃんらしさが出るように、つり目メークとカラコンの発色にもこだわりました。

■「Re:ゼロから始める異世界生活」レム/いろさん

こだわったのはメークと表情の作り方です。束感のあるつけまつげを使用し、タレ目を意識したアイメークや、眉毛も下がり気味に描くことで、レムの控えめな性格を表現してみました。その中に“芯の強い部分もある”ということを表情で表したつもりなので、伝わっていたらうれしいです。

■「その着せ替え人形は恋をする喜多川海夢/結木さん

着せ恋」のコスプレをするのはこれで5回目なんですけど、毎回「もしもキャラクターが三次元にいたら」ということを意識して。派手になりすぎず、ナチュラルに仕上がるようメークをしています。今回のコスプレでは、ギャルメークを研究して、上下につけまつげを付けることできゅるきゅるの瞳を再現してみました。海夢ちゃんが雫たんやリズきゅんのコスプレにかける思いと同じように、私もすてきな海夢ちゃんになりきれるよう頑張ります!

■「その着せ替え人形は恋をする喜多川海夢(衣装:黒江雫)/天羽うるさん

パニエを2枚重ねて履くことで、雫たんのスカートのふわっと感を再現しました。また、海夢ちゃんの目のパッチリ感とタレ目具合を表現するために、まつ毛の束感など、目元のメークにもこだわりました。

■3月以降もコスプレイベントは全国で続々開催!

2024年は3月以降も「AnimeJapan 2024」(3月23日~26日、東京ビッグサイト)や「ニコニコ超会議2024」(4月27日・28日、幕張メッセ)、「日本橋ストリートフェスタ2024」(5月12日、大阪・でんでんタウン)、「ホココス2024 ~南大津通歩行者天国COSPLAY~」(5月19日名古屋・南大津通歩行者天国)など、コスプレも楽しめる大型イベントが全国で多数開催予定となっている。はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。

◆取材・文=ソムタム田井

「Re:ゼロから始める異世界生活」エミリア/まきほさん/撮影:ソムタム田井