プロは後悔しないためにココを見ている! ジャーナリストがガチで愛車購入前に実践しているチェックポイント5つ

この記事をまとめると

■自動車ライターがクルマを購入する際に重視している5つのポイントを紹介

■まるもさんはクルマを選ぶときには「感性」があうかどうかを大事にしている

■ドライビングポジションや後席の乗り心地、ドリンクホルダーや空調関係のチェックも大切

クルマを買う前に必ずチェックする場所

 ありとあらゆるクルマを取材している身だからこそ、自分の愛車を購入するときにはデザインの好みとボディカラー、フィーリングが合うかどうかという「感性」の部分を大事にしています。正直にいえば、すべてが自分の思いどおり、理想どおりの完璧なクルマなんて、ほぼ存在しないからです。どんなクルマでも、ひとつやふたつは不満が出てくるもの。とはいえ、やはり「ここだけは譲れない」というポイントは押さえるようにしています。

 そのひとつめが、最適な運転ポジションが取れる運転席であること。シート調整は前後、高さ、背もたれの角度の調整幅がなるべく大きく、ハンドルのチルト&テレスコピックが備わり、メーターがインホイール(ステアリングの内側から見るように配置されていること)というのが理想的。私は座高が高いので、各部位を調整してシートポジションが取れたと思ったら、頭が天井スレスレになってしまうようなクルマは、信号などが見えにくく、圧迫感があるので避けたいところです。

ジャーナリストが必ず見る新車購入前のチェックポイント5つ

 ふたつめは、自分がメインで運転するクルマだとしても、後席の乗り心地は必ずチェック。とくにSUVやミニバンは、運転席で「乗り心地がいいな」と感じても、2列目・3列目シートに座って走行してみると、ガタガタと振動が大きかったり、音がうるさかったりするクルマが多いので、絶対に自分が後席に座って、誰かに運転して走行してもらいながら乗り心地を確かめることにしています。

ジャーナリストが必ず見る新車購入前のチェックポイント5つ

 ただ、これは車種が同じでも、FFか4WDか、タイヤサイズの違い、エアサスの有無など、グレードによっても差がついてしまうので、試乗して良かったと思っても、まったく同じ仕様のグレードを購入しなければハズしてしまう場合もあり、なかなか判断が難しいところではあります。

スペックや乗り心地以外も見るべし!

 3つめは、シートアレンジの操作性と、後席を倒したときにどこまでラゲッジのフロアとフラットになるのかをチェック。とくにミニバンの場合は、絶対に自分で実際に操作してみることをオススメします。webサイトなどで多彩なアレンジができることを謳っていても、操作の手順が多くて複雑だったり、重くて片手ではできなかったり、いざやってみたら使いにくい、ということはけっこうあります。

ジャーナリストが必ず見る新車購入前のチェックポイント5つ

 また、大きな荷物を積む予定だったり、車中泊をするつもりならば、ラゲッジのフロア形状と後席を倒したときの段差、隙間などがどうなるのか、必ずチェックするべき。購入してから「思ってたのと違った」とならないように、ベビーカーやゴルフバッグなど実際に積んでみるというのもいいと思います。

 4つめからはちょっと細かいところになりますが、カップホルダーの形状は気にして見ています。プッシュオープンタイプではなく、最初からカップホルダーとして常設してあるもの。私はドリンクだけでなくアメやリップ、キーや空気清浄機など、いろんなモノをドリンクホルダーに入れたいので、プッシュオープンタイプだと使いにくいのです。

ジャーナリストが必ず見る新車購入前のチェックポイント5つ

 そして位置は、センタークラスターなら運転席用と助手席用が縦並びではなく横並びになっているものが理想的。縦並びだと、運転中にいちいち見て確認しないと、どっちのドリンクだかわからなくて間違えてしまうことが多いからです。運転席用と助手席用が各ドア側にわかれていてもいいですが、その場合は助手席用のドリンクホルダーが小物入れとして使いにくいので、できれば横並びのほうがありがたいと感じています。

 5つめは、やっぱり細かいところですが、シートヒーターが座面だけでなく背面も温めてくれること。もちろん、ついているだけでもありがたいのですが、背面まで温めてくれるほうがより早くポカポカになるので、冬の寒い朝に運転するときなどは、背面あり・なしの差がすごく大きく感じてしまいます。あまり贅沢はいいませんが、ステアリングヒーターもついていたら万々歳。さらにいえば、夏場に通気性をよくしてくれるシートベンチレーションもついていたら、大興奮の嬉しさです。

ジャーナリストが必ず見る新車購入前のチェックポイント5つ

 ということで、購入するときに絶対チェックする重要ポイントは、毎日のようにクルマに乗って出かける人ならばぜひ、確認してから購入することをオススメします。

ジャーナリストが必ず見る新車購入前のチェックポイント5つ

プロは後悔しないためにココを見ている! ジャーナリストがガチで愛車購入前に実践しているチェックポイント5つ