10日放送の『ビートたけしのTVタックル』（テレビ朝日系）で、ビートたけしが特殊詐欺に注意を呼びかけた。
■特殊詐欺手口を特集
番組は投資詐欺被害を特集。経済評論家の森永康平氏が自身の名前を勝手に利用したグループに直接会い、その手口を負う様子が放送される。
スタジオで森永氏は詐欺の手口を説明したうえで「あの動画でやり取りしたあとに連絡が取れなくなったので、最寄りの警察署に行ってすべて証拠を出して、実際こういう詐欺の報告も受けてるし、動いてくれという話をした」と話す。
そして「そうしたら、『あなた自身は詐欺の被害にあってませんよね』と。『写真を勝手に使われたという、肖像権の侵害だけになります』と言われた」と警察が詐欺の容疑で動いてくれなかったことを明かした。
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■詐欺だと見抜く方法は？
阿川佐和子は「事前に詐欺だと見抜く方法はありませんか？」と質問する。
森永氏は「落とすときに最後必ず言ってくるのが、元本保証なんですよ。でもこれは、法律上ある特定の金融期間以外は、元本保証を謳って金融商品を勧誘するのは違法行為なんで」と「元本保証」のワードに気をつけるよう指摘。
大竹まことが「元本保証って違法行為なの？」と質問すると「元本保証と言って金融商品を提案するのは、一部の金融機関しか認められていない」と森永氏は説明した。
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■電話詐欺には「いったん確認」
話を聞いた阿川は「電話でサイト料金未納のような詐欺には、なにを言えば、あっちはがちゃんと切るんですか？」と質問する。
森永氏は「大事なのは確認しますというのを嫌がるんですよ。旦那さんやお父さんに確認しますとか、一呼吸置かれるのを嫌がるので。『持ち帰って考えさせてください』というと、こいつ面倒くさいとなって、諦めてくれる」と語った。
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■たけしが持論
一連のやり取りを聞いたたけしは「普通に考えれば、楽して儲ける手段はないんだよね」と指摘する。
続けて「人に勧めるくらいなら、自分でやるんだから。自分が特別だと絶対思わないようにして、あらゆることはだいたい、だまそうとしてきているなと、いい話なんて、本当のことはないですから」と呼びかけていた。
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■特殊詐欺電話を受けた人の割合は？
警察やメディアが注意を呼びかけているにもかかわらず、いまだに存在し続けている特殊詐欺。
Sirabee編集部が2023年3月27〜28日に全国10〜60代男女1,000名を対象にした調査では、15.9％が「特殊詐欺の電話を受けたことがある」と回答した。
怪しい電話を受けるなどした場合はその場で判断せず、一度切って確認するようにしたい。
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