チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、チームの勝利を逃したことで私生活にも大きな影響があったことを明かした。9日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 昨夏チェルシーに就任したポチェッティーノ監督だが、プレミアリーグでは26試合終了時点で10勝6分け10敗で11位に低迷。さらに、FAカップでは準々決勝まで駒を進めている一方、カラバオ・カップは決勝でリヴァプールに敗れるなど、好成績を残すことができていない。

 そんななか、2日に行われたプレミアリーグ第27節のブレントフォード戦も2-2の引き分けに終わり、勝利を逃したことでポチェッティーノ監督に対する風当たりは強くなっている。

 リーグ戦3試合ぶりの勝利を目指す11日に行われるニューカッスル戦を前にポチェッティーノ監督は「土曜日のブレントフォード戦は引き分けたけど、負けたような感覚だった」と語りながら、この試合の結果によって妻の誕生日を記念した食事に行くことをやめたことを明かした。

「私が夕食をキャンセルしたため、妻を落胆させてしまった。私は夕食に行きたくなく、家にいたいと言ったんだ。その時、コーチングスタッフが一緒にいてくれたのは幸運だった。レアル・マドリードバレンシアの試合を見てその日を終えた。ワインを飲んだけど、楽しくはなかった。さらにサッカーを見ただけだ」

「ここ数日、私はすべての試合を見ていた。チャンピオンズリーグチャンピオンシップだけではなく、アジア・チャンピオンズリーグも見ていた。アル・ヒラル対アル・イテハド、アル・アイン対アル・ナスルとかをね。いろいろな試合を見た」

「彼女が私に満足していないのは明らかだけど、ムードがあまりよくなかったことも彼女は理解している。ムードがよくなければ、家族にとっても楽ではない。責任は勝ってファンにいい感情を与えるということだ。物事があまり上手く進んでいない時は責任を感じるものだ」

チェルシーを率いるポチェッティーノ監督 [写真]=Getty Images