アトレティコ・マドリーが格下相手の敗戦を振り返った。スペイン『アス』が伝えた。

ラ・リーガ前節のレアル・ベティス戦で公式戦4試合ぶりの白星を手にしたアトレティコチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのインテル戦を控える中、9日には第28節のカディス戦に臨んだ。

降格圏の18位に沈むカディスに対して攻めあぐねたアトレティコは24分にワンチャンスをものにされ、先に失点。後半にも元スペイン代表FWフアンミにゴールを許し、敵地で0-2の敗北を喫した。

試合後、敗因を探ったシメオネ監督は先制点が痛かったと分析。アウェイで勝利が遠い点にも言及している。

「チームは良いスタートを切り、熱意と良い結果を生み出したいという意欲を持っていたが、最初の危険なシチュエーションでカディスにゴールを奪われ、別の試合展開となった。後半から(アンヘル・)コレアの投入で攻撃に火がつき、(マルコス・)ジョレンテのプレーで点差を縮めるチャンスもあった」

「確かにチームは全力を尽くしているが、彼らがホームゲームで見せているものを、アウェイでも見せる方法が分かっていないのは私だ。これからもハードワークを続けていくし、重要なことを成し遂げられる選手たちと私は運命を共にするつもりだ。今は批判を受ける時だし、それは公平だろう」

また、シメオネ監督はリーグ戦24試合ぶりの勝利を手にしたカディスのパフォーマンスについてもコメント。少ないチャンスを活かした決定力や、反撃を許さなかった守備を称えた。

「ゴールに迫る場面や、エリア内へのクロスが少なかった。1-0の状況を維持できず、追いつくことができなかったし、カディスは降格の危機に瀕している時にしなければならないプレーをした。素晴らしい試合をした監督と相手選手たちにはおめでとうと言いたい」

「彼は素晴らしい試合をしたし、ゴールシーンでは決定的だった。彼は守備でも素晴らしい仕事をしたから、そこは評価されるべきだろう。それがカディスが試合に勝った理由だ」

ホームで迎えるCLインテル戦については、「あの試合の後では何も言えない」と一言。0-1で先勝されている状況にあるが、「重要なのは言葉ではない。結果が重要だ。それが我々の目指すものだ」と述べている。

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