豪華な3名の揃い踏みが大きな話題となっているようだ。

8日、エジプト・カップ決勝のザマレクvsアル・アハリが、サウジアラビアのアル・アワル・スタジアムで行われ、2-0で勝利したアル・アハリが39回目の大会制覇を達成した。

大会史上初めてエジプト国外で開催された決勝は、終盤まで両者無得点のまま推移し、84分にアル・アハリのエマム・アシュールが均衡を破る。後半の追加タイム3分には、途中出場のアフシャが大きな追加点を挙げ、勝利を確かなものとした。

試合結果もさることながら、試合前のワンシーンは国内外から大きな注目を集めた。

試合前に掲示するためのトロフィーを持って登場したのは、ジョゼ・モウリーニョ氏。さらにその脇を固めたのは、元イタリア代表、ローマの伝説的MFフランチェスコ・トッティ氏と、元ブラジル代表、ワールドカップ(W杯)歴代2位の通算15得点を記録したFWロナウド氏だ。

トッティ氏はザマレク、ロナウド氏はアル・アハリのユニフォーム姿で登場。3名は両クラブの選手・審判団とも握手をかわし、記念撮影。VIP用のボックス席で試合を見届けたという。

3名の登場シーンには感嘆や驚愕の声のほか、「サウジアラビアで夢が現実になる」、「お金があれば何でもできる」といったオイルマネーへの皮肉まで上がるほどに。大きな反響を巻き起こした。

なお、3名はその後、ボクシングアンソニージョシュアvsフランシス・ガヌーを見届け、モウリーニョ氏はF1のサウジアラビアGPにも足を運ぶなど、多忙な一日を過ごしたと、『ESPN』は伝えている。