トッテナムとの契約満了が近づいている韓国代表FWソン・フンミン(31)だが、本人はクラブでのプレーを続けて行きたいようだ。

2015年8月にレバークーゼンからトッテナムに完全移籍したソン・フンミン。韓国代表ではエース、そしてキャプテンとする一方で、トッテナムで主軸となるまでに成長し、これまで公式戦
396試合で158ゴールを記録。2021-22シーズンは23ゴールを記録してプレミアリーグの得点王に輝いていた。

ソン・フンミントッテナムの契約は2025年6月30日で満了を迎え、今シーズンが終われば残り1年に。フリートランスファーでの退団も考えられるなか、クラブは契約延長を考えているという。

イギリス『HITC』によれば、トッテナムは2023年夏にエースのイングランド代表FWハリー・ケインバイエルンに完全移籍。そのため、ソン・フンミンを頼りにしているとのこと。2023年夏のタイミングから話し合いを続けているという。

現在は週給19万ポンド(約3600万円)をもらっており、夏の段階で合意に至らないようであれば、売りに出すことを検討しなければいけない状況。フリートランスファーというリスクは回避したい思惑がある。

ソン・フンミンにはサウジアラビアからの関心があり、チームに留められないのであればすぐに売却もあるという。ただ、ソン・フンミンは「もし行きたいと思ったならばここにはいない。僕はサッカーをするのが大好きだ。もちろんお金も重要だけど、プレミアリーグプレーすることを夢見ている」と語っており、トッテナムに残ることを優先しているという。

ジャーナリストのベン・ジェイコブス氏は、イギリス『Give Me Sport』のインタビューでソン・フンミンについて言及。「ソンがスパーズと契約交渉を開始したければ、夏は有益なものになるだろう。サウジアラビアのクラブはほぼ確実にチャレンジしてくるはずだ。でも、彼はスパーズに残るだろう」と、オファーがあっても残る可能性が高いと主張。ただ、スパーズが拒めば話は別なものになると感じているようだ。

ジェイコブス氏はナポリナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンを例に挙げ「私が知るオシムヘンは、サウジアラビアから3つのオファーがあったが、それはどんどん上昇した。それを利用し、ナポリでの契約延長を獲得した」とし、外部からのオファーが高まることで、クラブが動き出す可能性もあるとした。

なお、センターフォワードがいないトッテナムは、ブレントフォードイングランド代表FWイヴァン・トニーの獲得に動く模様。争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。

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