レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督がセルタ戦を振り返った。10日、クラブ公式サイトが同監督のコメントを伝えている。

 ラ・リーガ第28節が10日に行われ、レアル・マドリードとセルタが対戦した。試合は、序盤から攻勢を強めるレアル・マドリードが、21分にヴィニシウス・ジュニオールの得点で先制に成功。79分と88分に続けてオウンゴールで追加点を奪うと、終了間際の90+4分にもアルダ・ギュレルがゴールを決めて4-0の大勝を収めた。

 試合後のインタビューに応じたアンチェロッティ監督は、「私たちは姿勢、激しさ、プレッシャー、ボールの循環において改善した。水曜日よりも良い成績を収めるのはそれほど難しいことではなかった」とコメント。「セットプレーを活かして先制し、結果を出した。シーズンの重要な瞬間だから、私たちはハッピーでモチベーションが高く集中している」と述べつつ、「レアル・マドリード引き分けは危機の前兆だ」と公式戦2試合連続のドローから立ち直ったチームを称賛している。

 また、コーナーキックから2得点を演出したクロアチア代表MFルカ・モドリッチについては、「彼は完璧なプレーをした」と絶賛。「彼とカマヴィンガは試合にペースを与えてくれた。私は彼をとても気に入っていたし、ファンも私たちも皆、彼をとても気に入っている。当然の喝采だった」と信頼を強調した。

 さらに、今夏に大きな注目を集めながら移籍し、今節に加入後初得点をマークしたトルコ代表MFアルダ・ギュレルに対しては、「彼のプレー時間はわずか3分だった。彼は自分には何かができると確信し、とても才能のあるプレーをした」と限られた時間で結果を残したことを称賛。続けて、「彼は偉大な才能の持ち主であり、毎日彼を見ている私たちは、ここ最近大きく成長したことを知っている」と説明し、「より熱心に取り組み、そのクオリティを示している。彼にはここに未来があるし、我々の誰もそれ以外のことを考えていない」と主張している。

セルタ戦を振り返ったアンチェロッティ監督 [写真]=Getty Images