9日に行われたリーグ・アン第25節で、パリ・サンジェルマンPSG)とスタッド・ランスが対戦。2-2の引き分けに終わった。

 同試合でスタッド・ランス伊東純也が先発して83分までプレーし、中村敬斗に出番はなかった。試合後、ウィル・スティル監督は会見で、「伊東は昨日のトレーニングで内転筋を痛め、今日もウォーミングアップのときにも少し気にしていた」と、負傷がありながらの先発起用だったと明かした。

 試合展開もあり、伊東がなかなか攻撃時にボールを持つことは少なかったが、開始6分の先制点につながる右クロスや、ボールを持てたシーンでは縦に仕掛ける形も作った。「誰かが走り込んでいる姿を見つけたり、ボールを失った直後にカウンターを仕掛けることができれば、相手にとって厄介なことになるとわかっていた。そして伊東は、その瞬間をはっきりと見極めた。彼は(右サイドバックのトマ)フォケを守備で助けるために、相手の優れた選手たちと対峙するときに対応した。伊東は伊東らしく、非常に優秀だった」と称えている。

 試合は6分に先制したものの、ボールを支配される展開の中で17分までに逆転を許す。それでも前半終了間際に貴重な同点ゴールを挙げると、後半に入ってキリアン・エンバペウスマン・デンベレなどを投入してきたPSGに対してしのぎ切り、アウェーで貴重な勝ち点1を得た。

 スティル監督は「3点目を入れるチャンスもあったから技術的に正しさを欠いたかもしれない」と振り返りつつも、「ゲームプランを実行してくれた選手たちを祝福したい」「しばらく見ることができなかった守備のバランスが見られたことは良かったし、個々、グループとしてもこれからへの勇気づけになるパフォーマンスもあった」と話し、2024年に入ってからのリーグ戦8試合で2勝、現在9位という状況から上位進出を狙う流れにつなげたいとしている。

右太もも付近にテーピングをした状態でPSG戦に出場した伊東純也 [写真]=Getty Images