浴室の乾燥や空気の入れ替えに活躍する『浴室乾燥機』。「本当に便利なのか」「どう使ったらいいのか」と疑問に感じている人も中にはいるでしょう。

本記事では、株式会社CHINTAIが運営するメディア『CHINTAI情報局』に掲載されている、浴室乾燥機のメリットと注意点について紹介します。

浴室乾燥機のメリット

浴室乾燥機のメリットは主に以下の4つです。

・外に干せない日でも乾かせる

・浴室のカビの発生を予防できる

・生活スペースを邪魔しない

ヒートショック対策ができる

以下で詳しく見ていきましょう。

外に干せない日でも乾かせる

雨や花粉が気になる日でも洗濯物を乾かせる点は大きなメリットです。隙間を開けて洗濯物を干せば、空気が循環し効率的に乾かせます。

温風の吹き出し口近くに厚手の洗濯物を干す、薄手のものは離れたところに干す、など干し方をひと工夫するだけでも乾き方に違いが出るでしょう。

浴室のカビの発生を予防できる

マンションやアパートの場合は浴室に窓が付いていないケースがほとんどです。うまく換気ができなければ、湿気でカビが発生する可能性があります。

しかし浴室乾燥機があると、湿気を排出したり空気を循環させたりできるためカビ予防が期待できるでしょう。

生活スペースを邪魔しない

外に洗濯物を干せない日は、やむを得ず生活スペースに部屋干しすることも。

しかし部屋に洗濯物が溢れていると、邪魔になったり生乾き臭が気になったりと懸念点がいくつかあります。

その点浴室乾燥機があれば部屋干しする必要がないので、生活スペースを洗濯物で邪魔されることなく広々と使えるでしょう。

ヒートショック対策ができる

寒い時期になると、ヒートショックによる事故の話を耳にすることがあるでしょう。浴室スペースの場合、脱衣所と浴室の気温差でヒートショックを起こすことがあります。

浴室乾燥機の暖房機能を使って、浴室や脱衣所をあらかじめ温めておけば、ヒートショックを防げるでしょう。

浴室乾燥機の懸念点

多くのメリットがある浴室乾燥機ですが、いくつか懸念するポイントもあります。

まず挙げられるのが費用がかかる点です。『CHINTAI情報局』で以下のように解説されているように、浴室乾燥機付きの物件は数が少ない上に家賃が高い傾向にあります。

浴室乾燥機付きの賃貸物件は、全体的に見て多くはない。また、浴室乾燥機はオプション機能であるため、家賃も相場より高くなることが多い。

『CHINTAI情報局』 ーより引用

『CHINTAI』で掲載している物件でも、浴室乾燥機付きの物件数は全体の5〜6割程度。家賃が相場より高い上に、さらに浴室乾燥機を使うと電気代やガス代がかかり、通常よりも光熱費が上がってしまいます。

費用面に不安を感じている人は、以下のように使い方を工夫するとよいでしょう。

お風呂の後は一度換気モードで湿気を外に逃がしその後で浴室乾燥をかける、洗濯物を干す時には最初換気モードで水分をある程度蒸発させてから乾燥するなど、換気をうまく利用した省エネを意識すれば、それは電気代の節約につながる。

『CHINTAI情報局』 ーより引用

そのほか定期的フィルターの掃除が必要であることや、大量の洗濯物を一度に乾かせないことも懸念される点です。

浴室乾燥機には、メリットだけではなく懸念されるポイントもあります。

浴室乾燥機の導入や浴室乾燥機付きの物件への引っ越しを検討している人は、浴室乾燥機のメリットと注意点を十分に理解した上で決めてくださいね。


[文・構成/grape編集部]

出典
『CHINTAI情報局』
※写真はイメージ