ハムやソーセージなどを扱う食品メーカーのプリマハム。「香薫あらびきポークウインナー」をはじめ、老若男女問わず親しまれている。

現在ネット上では、プリマハムの工場に置かれた「謎の乗り物」が話題を呼んでいて…。

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■ソーセージ型の乗り物に衝撃

ことの発端は、3月3日に投稿されたXユーザー・さゆりんXさんのポスト。さゆりんXさんは、「わたしん家の近くにあるプリマハムの工場。その敷地内に停まっているプリマハム号(わたしが勝手に命名した)が子供の頃からずーっと気になっている」と綴っている。

投稿には、オレンジ色のソーセージの下にタイヤが付いた謎の物体の写真が添えられている。ソーセージの左側には窓が付いており、運転席のようなものも確認できるため、何かの乗り物のようだ。

プリマハム

調べたところ、この乗り物はプリマハムの三重工場(三重県伊賀市)に置かれたものであることが判明。

 

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■ネットで驚きの声続出

ソーセージ型の乗り物は見る者に衝撃を与えている。ネット上では、「名阪国道走る度に見かけるやつ 昔っから気になってしゃ~なかった」「生まれて初めて見た」「今は使われてないのかな」などの声が上がり、興味を示す人が続出。

また、「このクルマ、小さい頃に乗り物図鑑か何かに載っていたような…」「幼稚園の時、西友に来てて乗りに行ったなぁ」「幼稚園や保育園、小学校などを回って『交通安全教室』をやっていたような気がします」といったように、幼い頃に見かけたという人の声も見受けられる。

件の乗り物の正体を確かめるため、プリマハム株式会社に取材を敢行。その結果、乗り物に関する様々なエピソードが明らかになったのだ…。

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■35年前のエピソードにほっこり

プリマハム株式会社の担当者によれば、ソーセージ型の乗り物の正式名称は「プリマウインナー号」だという。どのような目的で使われていたのだろうか。

こちらの質問に関して、担当者は「1989年に、消費者に対して親子の触れ合いや食べる楽しさを提案することを目的に製作されました。当時は、関東圏内の幼稚園やイベント会場を訪問し、ご好評いただいておりました」と説明する。何ともほっこりするエピソードである。

関東に住む人の中には、幼い頃に「プリマウインナー号」に乗った人もいるのでは。インパクト抜群な乗り物に座った思い出は印象に残っているに違いない。

 

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■ミニチュア模型が見られる場所も…

「プリマウインナー号」は90年代初めまで活躍していたが、現在は使われていないそう。三重工場だけでなく、他にもこの乗り物を見られる場所もあるという。

プリマハム

担当者からは、「当社がスポンサーをしているアジア最大級の屋内型ミュージアム『スモールワールズ』で、ミニチュア模型の『プリマウインナー号』が展示されています。よろしければ、こちらにお立ち寄りください」というコメントも得られた。

誕生から30年以上経っても話題になる「プリマウインナー号」は、多くの人を惹きつける力があるのかもしれない。

 

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

今期の推しは、『正直不動産2』(NHK)、『院内警察』(フジテレビ系)、『不適切にもほどがある!』(TBS系)。

プリマハム工場で見つけた乗り物、思わず二度見するが… 35年前のエピソードにほっこり