躍動感あふれるフォームも特徴的なジャクソン(C)産経新聞社

 DeNAの新助っ人が開幕に向け順調に調整を進めている。

 3月9日に行われた西武とのオープン戦(横浜)にDeNAの新外国人、アンドレジャクソン(前パイレーツ)が先発。本拠地初登板の試合で4回2安打5奪三振無失点としっかり西武打線を封じ込めた。

【動画】DeNAの新助っ人、ジャクソンが西武戦でコルデロから三振を奪ったシーン

 帽子から大きくはみ出す長髪も今やトレードマークとなりつつある。ジャクソンハマスタ初見参となった試合でしっかり結果を残した。

 この日は150キロ台を連発、4回には相手助っ人のフランキー・コルデロを140キロのチェンジアップで空振り三振に切って取るなど、緩急を使った制球の良さも光った。

 身長190センチと長身から角度ある剛速球を軸に西武打線から5三振を奪った。3月初旬のこの時期に最速157キロ投球と今後気温が上がってくれば、さらに剛腕が凄みを増すことも想定される。

 キャンプオープン戦を通じて安定した成績を残していることで先発ローテ―ション入りが期待される。

 また昨年チームに在籍、去就が注目されているトレバー・バウアーは10日(日本時間11日)に米国を拠点に活動してプロ入りを目指す「アジアンブリーズ」の一員として、ドジャースのマイナー戦に登板。3回1安打無失点4奪三振の結果を残した。

 最速159キロを記録するなど衰えぬ力を見せたが、その視線はあくまでメジャー復帰を念頭に置いているようだ。

 昨年日本球界に加入後、即10勝をマークしたサイ・ヤング賞右腕の力は見逃せないが、チームにとっても開幕までの時間が進む中、先発ローテ―ション構築を考えていかなくてはならない時期に来ている。

 そんな中でジャクソンの好投が希望の光となることは間違いない。

 強力打線が売りのチームでは安定した投手運用が悲願の優勝に向け、大事なピースとなる。今後も剛腕の投球内容には注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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