今年の春に恋人と一緒のお花見を計画しているが、人ごみを避けたいという人は多いのではないか。そこで、関西エリアの中でも、比較的観光客が少なく、ゆっくり楽しめるお花見スポットを、大阪・京都・滋賀の3エリアの中から、それぞれ3カ所を紹介しよう。
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●大阪府内の穴場お花見スポット3カ所
関西地方で最大の都市である大阪府には、春ともなれば国内外から多くの観光客が訪れる。お花見が目的の人も多く、有名なスポットは人波でごった返すのが毎年だ。そこで大阪府内で、比較的人が少なめのお花見スポット3カ所を紹介する。
高津神社
大阪市中央区の「高津神社」は、仁徳天皇を主祭神とする歴史ある神社だ。高津公園と隣接し、広大な敷地でゆったりとした気分に浸れる絶好のスポットだ。
春には参道沿いに植えられた桜が満開となり、シートを敷いてのお花見が満喫できる。夜はライトアップされることから、あえて夕方に出かけて夜桜見物をするのも一興だろう。
住之江公園
大阪市住之江区にある住之江公園は広大な敷地で知られている。公園内の「花と緑のスクエア」には四季の花々が植えられており、2月に開花する寒緋桜から大島桜、4月上旬まで咲いているソメイヨシノまで、長期間にわたって楽しめる。
お花見なら、混雑する連休を避け、平日に行くのがおすすめだ。
山中渓
大阪府阪南市にある「山中渓」へは、JR阪和線の山中渓駅から徒歩1分で行ける絶好のお花見スポットだ。春になると、山桜やソメイヨシノなどが咲き誇る桜並木が美しく映える。
夜にはライトアップされた並木道をゆっくり眺めながら歩くのも一興だろう。
●京都府内の穴場お花見スポット3カ所
関西地区のみならず、日本の古都・京都府にも、おすすめの穴場お花見スポットがある。京都の名所を観光したついでに寄ってみると、意外な素晴らしい景観に圧倒されることだろう。京都府内で、おすすめできる穴場のお花見スポット3カ所を紹介する。
蹴上インクライン
京都市左京区の南禅寺近くにある「蹴上インクライン」は、全長582m、高低差約36mもの傾斜鉄道跡だ。春には、線路沿いに咲く90本もの美しいソメイヨシノなどが咲き誇り、周りの景観を鑑賞しながら悠久のひとときを堪能できる。
京都の文化財に触れながらのお花見を楽しみたい人には格好のスポットだ。
六角堂
京都市中京区の「六角堂」も、外せない京都の穴場お花見スポットだ。六角堂は華道の家元・池坊としても知られる「頂法寺」が正式名称で、六角形の屋根により六角堂の愛称で有名な寺院だ。
古都の春を告げる早咲きの桜を見ながら、歴史ある雰囲気の景観に触れてみよう。
和らぎの道
京都府亀岡市にある「和らぎの道」は、約1kmにもおよぶ七谷川周辺に咲く約1500本もの桜並木が見事だ。隣地にある「さくら公園」には、28種約280本もの桜の木が植えられており、桜づくしの一日が過ごせる。
毎年、3月下旬から4月上旬にライトアップされるので、夜桜見物に出かけるのもいいだろう。
●滋賀県内の穴場お花見スポット3カ所
かつての近江の国・滋賀県には、お花見の穴場スポットとしておすすめできる場所がある。できるだけ人が少ないスポットにしたい人にとって、滋賀県はお花見に適したエリアだ。滋賀県内で、おすすめできる穴場のお花見スポット3カ所を紹介する。
海津大崎
滋賀県高島市にある「梅津大崎」は、春に樹齢80年を超える老桜から若樹にいたるまで約800本もの美麗なソメイヨシノが琵琶湖の岸辺約4kmにわたって咲き誇る。自然の景色と桜の花々を同時に堪能したい人には、まさに関西エリア随一の健勝地といえるだろう。
琵琶湖疏水
滋賀県大津市の「琵琶湖疏水」の岸辺には、ソメイヨシノや山桜など約100本の桜並木があり、絶好のお花見スポットとなっている。例年、3月下旬から4月上旬にかけて、18時から20時半までライトアップされており、夜桜見物にも適しているスポットだ。
MIHO MUSEUM
滋賀県甲賀市にある「MIHO MUSEUM（ミホ・ミュージアム）」は、信楽町の奥深い山中にある美術館で、遅咲きのしだれ桜が有名なスポットだ。ソメイヨシノなどの桜が散った後に満開となるため、4月初旬以降に、少し遅れたお花見を満喫できる。
人ごみを避けたお花見を望む人には適した場所だといえるだろう。
●関西で、人ごみを避けてゆっくりとしたお花見を！
週末や連休には大勢の観光客で賑わう関西エリアだけに、有名なお花見スポットは、どこも人の波で覆いつくされる。今回、紹介したスポットは比較的人が少なめの広いエリアで、周辺の景観も素晴らしい場所ばかりだ。
関西エリアで、人ごみを避けてゆっくりとお花見を満喫するには、おすすめできる穴場のお花見スポットだ。
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