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4月にスタートする木村拓哉(51)が主演を務める連続ドラマ『Believe―君にかける橋―』(テレビ朝日系)。期待が高まるなか、木村が演じる“職業”を巡って波紋が広がっている。

同作はテレビ朝日の開局65周年を記念して制作されるもので、『GOOD LUCK!!』(TBS系)や『エンジン』(フジテレビ系)などで、木村主演作を数多く手がけた井上由美子氏が脚本を担当する、完全オリジナル作品だ。

3月7日に発表された新情報によると、物語の舞台は大手ゼネコン「帝和建設」で、木村は“建設物オタク”の土木設計部の部長役を演じる。発表当初、ドラマ公式サイトでは木村が演じる役どころについてこのように説明していた。

「本作で木村が演じるのは、大手ゼネコンに所属する建築士・狩山陸。これまでさまざまな職業を演じてきた木村が、橋づくりに情熱を燃やす建築士という、自身の新境地となる役柄に命を吹き込みます」

しかし、通常、橋の建設に関わるのは土木の分野の専門家である「技術士」が中心となるという指摘がSNS上で相次ぎ、“建築士が橋を作る”という設定に、疑問の声が続出することに。

《建築士?、設計においては技術士、建設部門の鋼構造及びコンクリート、施工については一級土木施工管理技士ですね。間違った設定はどうかと思います》
《建築士の土木設計部長はいなくはないと思うけど、特殊ですね。資格で言うと土木は技術士、建築は建築士なので。そもそも橋は建築士が設計するより技術士が設計するのが一般的ですし、建築士で橋梁の設計指針なんてないので設計できないでしょうね。適当にはできるけど、ノウハウがないので危険です》
《土木設計部に建築士、でもってその建築士が橋の建設?違和感あるように感じる人も多いはず。テレビ作ってる人らホントに業界リサーチしたのかな?》

こうした事態を受けてかは定かではないが10日までに、公式サイトの表記に“変化”が。

「本作で木村が演じるのは、大手ゼネコンに所属する設計者・狩山陸。これまでさまざまな職業を演じてきた木村が、橋づくりに情熱を燃やす設計者という、自身の新境地となる役柄に命を吹き込みます」

なんと、ひそかに木村演じる狩山の職業が「建築士」から「設計者」に変えられていたのだ。

変更した理由などについてテレビ朝日に問い合わせたところ、次の回答が。

「番組制作の過程は従来お答えしていません」

局の公式YouTubeで公開されたティザー動画内で、木村は「修正できない設計図はない」とナレーションで語ったいた。職業も“修正可能”だったということ?