日本ビジネスシステムズ株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:牧田幸弘、以下「JBS」、証券コード:5036)は、AI チャットが社内のデータを参照し企業固有の回答を生成する RAG(検索拡張生成)※サービス「アイプリシティ コンシェルジュ Powered by ChatGPT API(以下、アイプリシティ コンシェルジュ)」の提供を開始しました。
※RAG:Retrieval Augmented Generation の略で検索拡張生成を意味します。検索性と生成能力に長け、従来の生成 AI のように学習データの内容を要約するだけでなく、多様なデータを参照し回答を生成させることが可能な技術をもちます。より正確で即時性のある情報提供の実現につながります。

汎用的な生成 AI は、学習したデータから回答を生成するため、学習対象に含まれない企業固有のデータから回答を得ることが難しい一方、RAG を活用し社内のデータを検索対象に含めることで、企業固有の回答を生成します。ChatGPT が話題になった当初から、社内データに基づいて回答を得る仕組みを作りたいといった声はあり、RAG を用いた手法は解決策として一般的によく知られています。しかしながら、RAG の実現には LLM(大規模言語モデル)やプロンプトの知識に加え、検索エンジンの仕組みやデータ加工などの専門的知識が必要であるため、エンジニアの確保や個別開発コストなどの課題があり、実装に至らないケースが多く見られます。JBS はこの課題に着目し、最短 1日で RAG の導入を実現し、AI チャットが社内データに基づいた回答を生成できる環境を整えます。

社内のドキュメント・ナレッジ検索に時間と労力を費やすユーザーが尽きない中、一人ひとりの専用コンシェルジュとして、ユーザーの社内情報の活用を手助けし、スムーズに業務を遂行できるようお手伝いいたします。

本サービスは、2023年4月に JBS がリリースした、機密情報の漏洩リスクを回避して安心安全に AI チャットを利用できるサービス「アイプリシティ チャット Powered by ChatGPT(以下、アイプリシティ チャット)URL : https://www.jbs.co.jp/solution/category/generativeai」のオプションサービスとなり、ブラウザベースのアイプリシティ チャットを介してプロンプト入力から回答生成までを行います。

(図:ユーザーインターフェイス

AI チャットがユーザーの質問に回答する「Azure OpenAI Service」を活用したサービス「アイプリシティ チャット」の拡張機能として、社内のデータをも検索対象としたサービスです。社内ルールや業務システムなどで使われる情報など、企業固有のデータから回答を生成することが可能となり、より正確で関連性の高い回答を得ることが可能です。

ファイルサーバーやイントラネット等に保存されている PDF や Word、Power Point、テキストファイルなど、検索対象としたいドキュメントファイルを決められたフォルダに保存するだけで、「アイプリシティ チャット」で質問をすると、保存したドキュメントファイルに基づいた回答が得られるようになります。

(図:「アイプリシティ コンシェルジュ」利用イメージ)

  • アイプリシティコンシェルジュ」の安全性

ドキュメントファイルの保存先はファイルサーバーのようにフォルダの階層構造をとることができ、適切なアクセス管理を行うことで、ドキュメントファイルの閲覧権限がないユーザーには回答を返さないよう制御することができます。また「アイプリシティ チャット」同様、お客さまのデータはお客さまが契約する「Microsoft Azure」のテナント内に保存されるため、「Microsoft Entra ID」(旧 Azure Active Directory)の認証・認可機能を用いたユーザー管理を実現します。安心して企業の大切な社内データを活用していただくことが可能です。

  • 価格

年間(1年ごとの更新契約) ¥ 2,880,000 -(税抜)

初年度

アイプリシティ チャット ¥ 3,000,000 -(買い切りモデル)+アイプリシティ コンシェルジュ ¥ 2,880,000 -(税抜)

次年度以降(更新料)

アイプリシティ チャット ¥ 600,000 -(保守サービス費)+アイプリシティ コンシェルジュ ¥ 2,880,000 -(税抜)

  • 参考

「RAG を手軽に実現!アイプリシティ コンシェルジュのご紹介」

日時:2024年3月26日(火)13:00‐13:30

詳細は以下よりご確認ください

URL:https://www.jbs.co.jp/event/2024/0326

  • 参考:JBS の AI に関する取り組み

JBS では 2020年より AI 技術の活用促進を目的とした「AI-Lab」の活動に取り組んでいます。日本マイクロソフトやはこだて未来大学と提携し、AI の技術連携、実証実験、活用用途の開発などを通じて、AI 時代をリードするエンジニアの育成と体制づくりを行ってまいりました。早期からの取り組みで得た知見を社内での生成 AI 活用に取り入れ、自らの経験を“リアルショーケース”としてお客さまの課題解決に反映しながら、実証された技術を「アイプリシティ チャット」「Copilot NAVI」などのサービスにまとめ、広く展開しています。"優れたテクノロジーを、親しみやすく"を Mission とする JBS として、”安心して活用できる生成 AI”を皆さまへお届けし、社会の成長に貢献してまいります。

  • 日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)について

■会社概要

代表者:代表取締役社長 牧田 幸弘

設立:1990年10月4日

社員数(連結):2,547名(2023年9月30日現在)

URL:https://www.jbs.co.jp

■事業概要

「優れたテクノロジーを、親しみやすく」を Mission とし、マイクロソフトをはじめとするクラウドソリューションに強みを持つ JBS は、コンサルティングからソリューション導入・運用・利活用に至る一連のご支援を通じて、お客さまのクラウド活用力向上と社会のデジタル変革に貢献します。

・日本マイクロソフトが選出する「マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー」を 2013年より連続受賞(2023年は Dynamics 365 Services アワードと Solution Partner Capability アワード)

マイクロソフト Azure Expert マネージド サービス プロバイダーMSP)認定

マイクロソフト ソリューション パートナー認定(5カテゴリーのバッジ保有)

Microsoft Azure、Azure OpenAI Service、Office 365、Word、PowerPointMicrosoft Entra、Azure Active Directoryは、米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標、または商標です。

Microsoft 365 は、Microsoft Corporation が提供するサービスの名称です。

※記載された会社名およびロゴ、製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。

※本リリースのすべての内容は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。また、様々な事由・背景により、一部または全部が変更、キャンセル、実現困難となる場合があります。予めご了承下さい。

配信元企業:日本ビジネスシステムズ株式会社

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