“薄口”政治評論家として数々の情報番組に出演する元衆院議員でタレントの杉村太蔵だが、実業家・堀江貴文氏によると、講演料だけでも凄まじい金額を稼いでいるという。3月10日に生放送された「サンデー・ジャポン」（TBS系）にVTR出演する中で、さらりと暴露した。

　番組では、昨今のインターネット上で蔓延する投資詐欺について取り上げ、有名人の顔写真や名前を無許可で悪用した詐欺広告を特集。中でもビジネス界で影響力のある堀江氏は、これまでに幾度もそうした被害に遭ってきたと嘆いた。そこへ、番組スタッフが、かつてはドイツ証券に務め、投資のプロとしても活躍する杉村もそうした詐欺広告の被害が多いことを伝える。と、堀江氏は「へぇ〜、そうなんだ」「ハハハハハ 笑」となぜか爆笑。もっとも、杉村氏に一目置いている点もあげつつ、こう続けた。

「でも、投資でうまくいってるんでしょ、あの人。講演会で1回50～60万円とかでやってるんでしょ？　それを100本とかこなしてるとか言って、“それで稼いでます”って言ってた。彼の話を喜んで聞く人がいるってことは、それなりの効果があるんじゃないですか？」

　細かな杉村氏のギャラ事情を“暴露”したわけだが、最後は、「ただ、オレの広告のほうが絶対に効くと思う」と安定のホリエモン節で締めたのだった。

「突然のギャラ暴露のぶっ込みを受けたスタジオの杉村も、しかし、負けてはいませんでしたね。堀江氏が話した“講演料1回50～60万円”との金額に『物価が上がってますから、もうちょっと上がってます。それだけは言っておきたい』と実際はもう少し高いと強調したんです。何しろ、杉村は2014年に『バカでも資産1億円“儲け“をつかむ技術』との著書をリリースしたり、バラエティ番組で“貯金9億円説”を指摘されると『正確には10億円未満です』と返しています。投資でかなりの成功を収めた実力者であることは事実で、実績に加え、元衆院議員で現在は著名番組のコメンテーターという経歴があることは大きな強みになっているでしょう。視聴者からは、講演料はむしろ安いぐらいではないかとか、個人事務所だから実入りも大きいのではないかなどを推測する声もネット上にあがりました。テレビに出ているから信用度もあり、詐欺に利用されやすいのかもしれませんね」（テレビ誌ライター）

「100本こなす」というペースが年間だとすれば、講演会だけで実に5000万円を稼いでいることになり、さすがのビジネスマンぶりを見せつけた格好だ。

（木村慎吾）

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