専門メディアは「世界最高MFのロドリと互角以上に渡り合った」と総括した(C)Getty Images

 リバプール遠藤航は、現地時間3月10日(日本時間11日)に行われたプレミアリーグ第28節のマンチェスター・シティ戦にフル出場。1-1のドロー決着となった首位攻防戦で、日本代表MFが見せたパフォーマンスに注目したのが、クラブ専門メディアの『Anfield Watch』だ。

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「1600万ポンド(約30億2500万円)の日本人スターは、アンフィールドでのタイトル争いをどう戦ったか」と題し、マンチェスター・シティ戦での遠藤のプレーを詳細にレポート。「ケビンデ・ブライネベルナルド・シウバと戦いながら試合を支配した」と称え、「世界最高MFのロドリと互角以上に渡り合った」として、相手の中盤であるスペイン代表とのスタッツ比較を紹介している。

 遠藤がマンチェスター・シティロドリより上回ったのは、守備スタッツだ。

エンドウインターセプトを2回(ロドリは0回)、7回のデュエルのうち6回に勝利(ロドリは8回中4回)、ドリブルで抜かれることは1度もなく(ロドリは1回)、DFラインのジャレル・クアンサーとフィルジル・ファン・ダイクを見事にサポートした」

 一方で『Anfield Watch』はロドリが遠藤より上回った点として、攻撃スタッツについても以下のように綴っている。

ロドリは攻撃面ではより重要で、正確なロングボールを8本(遠藤は0本)、ファイナルサードへのパスを10本(遠藤は3本)出した。プレーメイクに関しては、ロドリはアンフィールドでエンドウよりも生産的なパフォーマンスを見せた」

 攻守でスタッツを比較して「全体的に見て、エンドウロドリを引き離す要素はほとんどなかった」と総括したが、攻撃面で遠藤がロドリより劣ったのは「リバプールの守備的MFが敵陣で大きな貢献を求められることはほとんどない」と『Anfield Watch』は擁護。そして、こうも続けている。

「遠藤の値札と、注目度の高いプレミアリーグの試合での相対的な経験不足を考慮すると、この31歳の活躍は本当に注目に値するものだった」

 ロドリの移籍金6280万ポンド(約85億円)の半分にも満たない遠藤は、今シーズンにプレミア初挑戦。それでも、ビッグマッチでスター選手と堂々と渡り合った活躍は、確かにインパクトが大きかった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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