アーセナルのミケル・アルテタ監督が、ポルトとの激闘を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

12日、チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグが行われ、アーセナルはホームにポルトを迎えた。

アウェイゲームでは1-0で敗れていたアーセナルリーグ戦では好調を維持している中、ホームでの逆転勝利が期待されていた。しかし、アーセナルの攻撃を警戒したポルトの固い守備の前に苦戦。それでも41分にレアンドロ・トロサールがこじ開けて同点に追いつく。

しかし、その後はスコアを動かすことができず。120分間を戦って2戦合計1-1のイーブンとなり、PK戦にもつれ込んだ。アーセナルは4人全てが成功。対するポルトは2人目がポストに当てると、4人目はGKダビド・ラヤがセーブし勝負あり。14年ぶりにベスト8に駒を進めることとなった。

試合後、アルテタ監督は勝利を喜び、選手、ファン・サポーターに感謝。一方で、ポルトに苦しめられたことも認めた。

「とても嬉しいし、特にクラブにとってとても誇りに思う。チャンピオンズリーグで準々決勝に進出できなかったのは14年間であり、それは長い期間だ。それを行うことがいかに難しいかを示している」

「今日成し遂げてくれた選手たちと、そして自宅からスタジアムに集まり、信じられないほどのエネルギーをスタジアムにもたらし、試合の勝利に貢献してくれた全ての人たちに大きな感謝を捧げる」

「相手のプレーのやり方で、試合で一定の勢いを保つのは非常に困難だった。我々はそうなることは分かっていたので、本当に忍耐強く感情をコントロールして、その瞬間を待つ必要があった。我々にはその瞬間が来るだろうし、その瞬間にはそれを片付けなければならなかったが、我々はそれをやり遂げた」

また、PK戦での決着についても言及。トレーニングをしてきたとし、GKラヤをはじめ、選手たちの姿勢を称え、次の戦いへ視線を向けた。

「これは我々がここ数日間で行った準備の一部だ。コーチとGKコーチのこれまでの努力に大きな感謝を表し、最後に我々は報われた」

「(ダビド・ラヤが)試合を通して何をしてきたか、どれほど落ち着いて見えたか、どれほど安心したか――これは彼にとってチャンピオンズリーグでのキャリアの中でプレーした最初の大きな試合だ。結局のところ、他の選手たちのPKの受け止め方、ボディーランゲージ、落ち着き、質は誰にも負けなかった」

「我々は皆、数日間休暇を取り、バッテリーを充電する権利がある。チームの90%は、その後国際任務に就く予定だ。またやって行く」



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