ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、日本が世界に誇るエンターテイメント・ブランドが集結するイベント「ユニバーサルクールジャパン 2024」を開催中。作品世界に没入できる“全身体験型エンターテイメント”として、今回は「僕のヒーローアカデミア」との初コラボが実現したほか、「名探偵コナン」の謎解きイベントがさらにパワーアップして登場。「モンスターハンター」のレストランも新たに加わり、食事から体を動かすアトラクションまでたっぷり楽しめる。

【写真】沖野ヨーコちゃんの楽屋など推理以外にもお楽しみポイントが満載!

本記事ではコナン愛が止まらないライターと、昨年の同イベントで沖矢昴推しになった編集担当が「名探偵コナン・ワールド」を体験。脱出ゲームで大騒ぎした模様をお届けする。さらに、原作理解度に感動したグッズもたっぷりご紹介。※沖矢昴は今年は登場せず

コナン世界に入り込んで捜査する脱出ゲーム。映画がさらに楽しみに

名探偵コナン・ザ・エスケープ 〜100万ドルの序幕(プロローグ)〜」は、2024年4月12日(金)公開の劇場版最新作「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」と連動したリアル脱出ゲーム。毎回大好評のアトラクションが、今回も完全オリジナルストーリーで展開される。

物語の舞台となるのはテレビ局。この時点で、ライターは「に、日売テレビだ〜〜〜!!!」と大興奮。登場するスタッフが着ているジャンパーには何度も漫画やアニメで見てきた局のロゴが入っているし、小五郎のおっちゃんが「テレビ番組のゲストに呼ばれる」というあるあるも目の前で見られるのがうれしい。大阪だからもちろん平次と和葉が登場、お宝絡みでお嬢様の園子も活躍…と自然な流れでキャラクターが出てくるため、存在を自然に受け入れられて、本当に物語に入り込んだ気持ちが味わえる。

園子がさらわれ、彼女の体とテレビ局内に仕掛けられた爆弾を解除していくという大役を任されるゲスト。昨年も同アトラクションで悔しい思いをしたライターと編集担当は、「今回は最後までいくぞ!」とやる気満々で挑む。タブレット端末を使い、実際に館内を歩き回って捜査を進めるのだが、スタッフに別室へ誘導されるときにはすでに、「急がないと!」と完全にコナンの世界に入り込んでいた。

1つ謎が解けると次に行くべき場所がわかる仕組みで、ライターはこの、答えがわかったときに高揚感を覚えながら館内を移動する時間が大好き。しかも、移動中に目にする、廊下に貼られた仮面ヤイバーをはじめとする番組のポスターや沖野ヨーコちゃんの楽屋などもリアルで、推理以外もワクワクできた。

「もう本当に無理!!わからないし間に合わない」と思い始めたタイミングで、コナンと平次がタブレットヒントをくれるため、謎解きが苦手でも大丈夫。2人のやりとりを見るのも楽しい。

問題の多彩さも見事で、タブレットを触って直感的に解けるものから規則性を導くもの、じっくり観察が必要なもの…と何問解いても退屈しない。その分さまざまな方向からの発想が必要になるので、ぜひ友達を誘って参加して。ライターもスムーズに解けたものもあれば、「この考え方、自分ではできなかった」と思うものもあり、編集担当に何度も救われた。正解したときの喜びもわかちあえるので、かなり盛り上がること間違いなし。

■順調に謎を解き進むライターと編集担当。完全正解に辿り着けるのか…!?

最初の問題に苦戦して時間を使ったものの、ほかは順調に進んでいき、あと少しと思われるところで行き詰まったライターと編集担当。行きたい場所はあるけど行き方がわからない…と館内を行ったり来たり。前回の反省を活かして「多少の大胆さが必要」と指示されていない行動をしてみるも、やはりわからない…。最後の最後にライターが打開策をひらめくも、試そうとした瞬間にタイムアップ。

「あと10分あれば…!」と悔しい思いをしながら平次たちの推理を聞いていたが、「最低20分は必要だった…」と思う方法が明かされて唖然。「この機能、ずっとあるのに使ってなくて気持ち悪いな」「なんでこんな仕組みなんやろ…不便やな」「変なの。なんやこれ」など、うっすらずっと違和感があったものが、謎解きですべてつながり、「全部伏線やったんや…!!」となって大興奮。思わず唸ったあとに笑ってしまったし、会場からは鮮やかすぎる伏線回収に、悲鳴のような声があちこちから上がっていたのが印象的だった。

ちなみにこの回は1組だけ完全正解まで辿り着いたグループがいたのだが、全員が「何者???」という目で見ていた。

■謎解きパートのアクションも魅力!ファンはもちろん、コナン初心者も大満足

謎解きパートは、大迫力のアクションも魅力。蘭ちゃんの空手と平次の剣さばきは「あるよね」と予想できたが、「期待せずにいよう」と思っていた和葉ちゃんの合気道も披露されて、和葉ちゃんが大好きなライターは大感動!蘭ちゃんと比べて原作でも見られるシーンが少なめのため、かなりうれしい演出だった。

ライターは蘭ちゃんの重心低めの構えと重そうな打撃がかなり好きなので、ふわっと敵を投げたり抑えたりする優雅さもある和葉ちゃんの戦い方との対比も満喫できて、最高の体験に大喜び。

ほかのキャラクターも「表情豊かでかわいすぎる」と、体験後も感想が尽きず。特に「現実にいたら平次ってこうやん!!!」と、あまりにも平次すぎる姿に2人で感動していた。園子のはきはきとした明るい声と動き、おっちゃんのいかにもお調子者な歩き方など、本当に登場人物がそこにいると思えるので、コナン好きならぜひ体験してほしい。

ライターと編集担当は謎解きパートでは張り切って1番前の席に座ったのだが、めちゃくちゃ近くまで来てくれるし、園子とばっちり目が合い、アイテムを見せるとうれしそうに反応してくれたのが本当にうれしくて、「園子が存在している…」と思えた。

謎解きからアクション、会場のセットまですべての完成度が高く、盛りだくさんすぎる内容にコナンファンではない編集担当も大満足。最後には映画を思わせるあの人も登場して、興奮しっぱなしの体験だった。

さらにパークには、コナン怪盗キッドと協力して、故障したジェット機の着陸を目指す「名探偵コナン×ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド 〜波乱の輸送機(プライベートジェット)〜」も登場。「名探偵コナン・ザ・エスケープ 〜100万ドルの序幕(プロローグ)〜」と合わせて、「名探偵コナン・ワールド」を満喫して。

取材・文=上田芽依

撮影=福羅広幸

画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

原作/青山剛昌名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)

(C) 2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

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タブレットを使って謎解き。平次や和葉にも会える!