京都府亀岡市(8万7500人)は、職員向けにSDGsチェックリストを作成した。職員が業務に従事する際に、SDGsの視点を持つとともに、常に意識してもらうのがねらい。職員ポータルサイトに「SDGsチェックリスト」欄を設け、業務を実施する前に、チェックリストでその業務におけるSDGsの観点を確認してもらい、取り入れられることは取れ入れ、取り入れることができない場合も、その事項を認識してもらうことで、職員の意識を高めていく。

 現在、チェックすることができる項目は①発行物の作成、②イベントの開催、③会議を開催、④ホームページの作成/更新。例えば「会議を開催」を選択すると、「マイボトルの持参を呼びかけているか」「できる限りペーパレスを実現しているか」「男女比に偏りがなくなるよう努めたか」「子育てや介護など、様々な事情がある人も参加できる時刻に開催しているか」などの項目が表示され、職員はできている項目にチェックを入れて事務局に送信する仕組みだ。市としてもチェック項目を集計することで、どの項目が弱いのかを把握できる。職員からの意見などを取り入れながら、チェック項目を増やすなど随時改良していく予定だ。

(月刊「ガバナンス」2023年12月号・DATA BANK2023)

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