MF鎌田大地が所属するラツィオを率いるマウリツィオ・サッリ監督が、辞任を決断したようだ。12日、イタリアメディア『スカイスポーツ』やイタリアメディア『フットボールイタリア』などが伝えている。

 サッリ監督は2021-22シーズンからラツィオに就任し、昨シーズンはセリエAを2位で終えるなど、好成績を残していた。しかし、今シーズンはセリエA第28節終了時点で12勝4分け12敗で9位に低迷。さらに、11日に行われたウディネーゼ戦に1-2で敗れたことで、公式戦4連敗を喫していた。

 この結果を受け、サッリ監督は辞任することを決断した模様で、クラブ上層部にそれを伝え、クラウディオ・ロティート会長ら上層部はこれを受け入れたと見られている。なお、すでに同監督はクラブを離れたとも報じられている。

 また、報道によると、ウディネーゼ戦に敗れた後、サッリ監督はチームと緊迫した面談を行い、チームの調子が悪い理由を理解しようとしたという。その場で選手の誰からも退任を要求するような声は上がらなかった一方、誰も彼の続投を強く望まなかったこともあり、サッリ監督は辞任を提出する事態になったとも伝えられている。

ハイライト動画】ラツィオvsウディネーゼ
辞任したと報じられているサッリ監督 [写真]=Getty Images