次世代の格闘技界を担うスターを発掘する、ABEMAオリジナル格闘ドキュメンタリー番組「格闘代理戦争-THE MAX-」#1が、ABEMAにて3月8日に放送された。

【写真】平本蓮選手が推薦する向坂準之輔

「格闘代理戦争」シリーズとは、「格闘技界の次世代のスターを生み出す」という目的のもと、第一線で活躍する格闘家が監督となり、格闘家の原石である若手ファイターを推薦して競わせることで新たなスターを発掘、その過程を追う“格闘ドキュメンタリー番組”で、2017年の「格闘代理戦争 1st Season」の放送以降、シリーズごとに立ち技格闘技や総合格闘技などのテーマを設け、これまで5シリーズにわたり放送してきた番組の、シリーズ6作目となる「格闘代理戦争-THE MAX-」では、総合格闘技をテーマに8枠のトーナメント形式で行われ、優勝の栄光と賞金300万円を懸けて、若手ファイターたちがしのぎを削る。

■平本蓮選手の推薦選手は

3月8日の初回放送では、監督を務める青木真也選手、秋山成勲選手、平本蓮選手らが、推薦する若手ファイターたちの全貌を明らかにした。各選手の魅力や強みの紹介に加えて、それぞれが本番組に懸ける想いなどを掘り下げていった。

「あんまり監督という立場ではなくて、選手と一緒に戦えたら」と語っていた平本選手が推薦するのは、自身が所属するジムの剛毅會から、18歳で空手道場に入門したのをきっかけに格闘技を始め、大学卒業後は広告代理店に就職したものの、2023年6月に脱サラして格闘家への道を歩み始めた向坂準之輔(さきさか・じゅんのすけ)選手で、空手仕込みの打撃がいちばんの武器だという向坂選手の練習シーンでは、SNSなどで見せる顔とは打って変わって、真剣な眼差しで指導をする平本選手は、動きや距離感など、細かなアドバイスをしながら、「僕も進化の途中で、打撃のスキル・技術とか、自分の勉強でもある。向坂選手だけじゃなくて、自分たちの技術をみんなで共有しあう」「チームとして強いかたちで勝負に持っていけたらいいなと思ってます。結束力はどのチームよりも強い」などと語り、チームで優勝を目指すと宣言し、向坂選手と自身を鼓舞していた。

青木真也選手が推薦するのは

また、過去2回監督として参戦し、今回こそはと優勝をねらう青木選手が推薦するのは、国民的プロレスラーアントニオ猪木さんと3歳の頃から交流があるという、5歳から柔道を始め、3年前にMMAに転進した中谷優我(なかや・ゆうが)選手で、青木選手は「負けられない戦いです」と決意を新たにした。

どうしても守りに入ってしまう中谷選手を懸念した青木選手は、“気合いと根性”を叩き直すため、皇治選手に特別コーチを依頼する。皇治選手、青木選手が見守るなか、“気合いと根性”の地獄のスパーリングが行われるが、攻められると逃げ腰になってしまう中谷選手に、皇治選手は「ローキックと腹で倒れるのは格闘技する資格ない」などと檄を飛ばしつつも、「気持ちさえ折れなかったら、どうにかなる。気持ちと根性は本当に大事」とはげました。

一方、青木選手は「向かないよね」と辛らつな言葉で切り出すと、「きびしいこと言うとやらないほうがいい。けっこう恵まれたチャンスだと思う。そこまでの情熱とか想いが無いのであれば、他人にゆずったほうがいい」と青木選手のきびしい言葉に、中谷選手が涙を浮かべる波乱の幕開けとなった。

■岡見勇信選手&中村倫也選手の推薦は

加えて、秋山選手は、2019年にキックボクシングでWBKF世界スーパーライト級王者になり、「BreakingDown」に韓国選抜として出場した経験を持つミスターホンデ選手、岡見勇信選手&中村倫也選手は、ABEMAオリジナル格闘オーディション番組「格闘DREAMERS」に出演し、格闘技の道へ進んだ元海上自衛官の中村京一郎(なかむら・けいいちろう)選手、クレベル・コイケ選手は、数多くのブラジリアン柔術の大会で優勝し、2023年11月に黒帯に昇格した、ボンサイ柔術の秘蔵っ子のギレルメ・ナカガワ選手を推薦する。

さらに、本放送にて監督参戦が発表されたイゴール・タナベ選手は、21歳で柔術戦歴180戦以上、柔術世界選手権3位となったトミー矢野選手を推薦した。

■ #2では

次回、3月15日(金)放送の #2では、トーナメントの残り2枠がついに発表となる。一般公募枠、そして日本格闘界の超新星にして次世代を担う“天才”とされる“ミスターX”とは一体誰なのか、その発表選手を含め、いよいよ火ぶたが切られた「格闘代理戦争-THE MAX-」で、優勝賞金300万円は誰が手にするのかを見ることができる。

#1が放送されたABEMAオリジナル格闘ドキュメンタリー番組「格闘代理戦争-THE MAX-」/(C)AbemaTV,Inc.