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 1750種を超え世界に広く分布しているサソリのほとんどが毒を持っている。大人のディズニーランドと呼ばれる、アメリカのラスベガスは近隣に砂漠がありサソリが生息しやすい環境にある。

 実際にラスベガス周辺ではサソリが多く目撃されているのだが、観光客はそんなことをしらない。まさかホテルの部屋の中にまで入り込んでいるとは思いもよらなかっただろう。

 ラスベガスの高級ホテルに滞在中の男性客は、就寝中に局部をサソリに刺されるという一生忘れられない痛恨の体験をしてしまったようだ。男根だけに、とか言ってる場合じゃない。

 現在、その男性はホテルに対して訴訟を提起する準備をしているという。

【画像】 高級ホテルで就寝中にサソリにイチモツを刺された男性客

SoCal man says scorpion stung him in testicles in bed at Las Vegas resort

 南カリフォルニアからラスベガスにやってきたマイケル・ファーチー(61)さんは、去年12月26日に5つ星の高級ホテル、ベネチアンのパラッツォ・タワーに家族と一緒に滞在していた。

[もっと知りたい!→]サソリの襲来?住民らを強制撤去させるため、不動産会社が住宅に毒サソリをばら撒く(中国)

 就寝中、ファーチーさんは突然イチモツに激しい痛みを感じた。

 それが何なのかわからず、ベッドの中で痛みを感じた場所に手を伸ばそうとしたところ、再び鋭い痛みに襲われた。

まるで、ガラスの破片か刺さったか、ナイフで刺されたような鋭い痛みでし

 ファーチーさんは、ベッドから飛び起きてバスルームに駆け込んだ。

 慌てて服を脱ぐと、オレンジ色のサソリがリーボックのボクサーショーツにぶら下がっていたという。

少なくとも3、4回は刺されました。

 ファーチーさんと家族は翌日にホテルをチェックアウトした。

 その後、病院で治療を受け、ホテルのスタッフに報告書を提出した。それでもホテルには部屋代を支払わなければならなかったそうだ。

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トラウマを抱えてしまったファーチーさんはホテル側を提訴

 この体験により耐え難い痛みに襲われたファーチーさんは、数か月経った今でも医学的な問題が残っていると話している。

あの出来事がトラウマになってしまいました。

今でも、寝る前にベッドの中に何かいるんじゃないかという不安に苛まれるようにもなり、実際にサソリに刺されたところもまだ完治していません。

 ファーチーさんによると、ホテル側に苦情を訴えたところ非常に不愛想な対応をされたという。

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image credit: youtube

 現在、ファーチーさんはホテルに対して、不特定の金額で訴訟を提起する準備をしているそうだ。

 南京虫が蔓延しているホテルや集合住宅の所有者を訴えることで有名な彼の弁護士ブライアン・ヴィラグ氏は次のように述べている。

ラスベガスに滞在している誰もが、寝ている間にサソリに刺されるなんていうことは想像もしないことです。

ましてや局部を刺されるなど考えられないでしょう

 これを受けたホテル側は、ラスベガスのテレビ局の取材に対し、「当リゾートにはすべての事件に対するプロトコルがあり、今回の事件でもそれに従っていたことを確認しています」と語っている。

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image credit: youtube

 なお、ファーチーさんと彼の弁護士が公開した写真によると、このちいさなサソリの正確な種類や毒性は、明らかになっていないということだ。

References:Man stung in testicles by scorpion while sleeping at Las Vegas Strip resort, victim says / Man suffers scorpion sting while sleeping at Las Vegas hotel: lawsuit/ written by Scarlet / edited by parumo

 
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ラスベガスの高級ホテルでイチモツをサソリに刺された男性、ホテルを訴える