過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(毎月第1~3金曜夜9:00-9:30 第4金曜テレビ朝日地上波放送終了後/ABEMA SPECIALチャンネル)の3月8日配信回では、ドラマ「VIVANT」(2023年 TBS系)の公安監修を務め、現役時代にはスパイと数多くの攻防をくり広げた元公安警察の勝丸円覚が登壇し、スパイはドラマや映画だけの話ではないという勝丸先生の実経験をもとに、スパイのリアルな実態と手口を教えてもらいながら、スパイから身を守る術を学んでいった。

【写真】「僕ってスパイに向いてますか?」と質問するJO1の佐藤景瑚

■「スパイにねらわれて人生崩壊させないための授業」

スパイにねらわれて人生崩壊させないための授業」と題した勝丸先生の授業では、スパイの目的やねらわれやすい人の特徴などを解説し、実際にスパイがからんだ大手通信会社社員による情報漏洩事件をもとに、スパイターゲットから情報を引き出すまでの巧妙な手口をひも解いた。

授業のなかで、「芸能人をスパイかと疑うこともある」とした勝丸先生は、「急に特定の外国のことをほめ出す芸能人」とその特徴を分析し、生徒たちを驚かせる。

そんななか、オードリー若林正恭の「具体的に誰ですか?」質問に対し、勝丸先生がとある芸能人の名前を明かすと、若林が「確かにスパイっぽい」とうなずく。

また、芸能人も自覚なく、スパイ事件に巻き込まれている可能性があると警鐘を鳴らした先生に、生徒役で出演のグローバルボーイズグループ・JO1の佐藤景瑚が、「僕ってスパイに向いてますか?」と質問したことから、若林と平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑の3人が思わぬ仕打ちを受ける。佐藤の質問に「向いてないです」ときっぱり否定した勝丸先生は、「目立っちゃダメ。美男美女はダメ」と理由を語り、同じく生徒役の横山由依日向坂46上村ひなのも「向いていない」とした。

しかし、続けて「あとの3人はイケるんじゃないかな」としたことで、若林ら芸人3人は「なんでだよ!」と反発し、「新しいイジられ方」「“公安漫談”仕上げてきてんな」となげき、笑いを誘った。

■番組後半では

番組後半では、スパイ側から接触してくる手口に対し、スパイがわなを張り、一般人を待ちかまえる、「多くの一般人が一網打尽にされる」という“投網方式”の手口は、「外国人女性が接客してくれるパブやバー」で行われているという勝丸先生の言葉に、表情をかたくした吉村は「海外へ行った時にバーに行ったんですよ。そこで知りあった女性から定期的に連絡が来る」と語り出した状況に、勝丸先生は「場合によってはスパイの可能性がある」「そこでやめておきましょう。そこであればまだ戻れます」と助言し、真剣な表情で「わかりました」と返事をした吉村だったが、その様子に澤部は「ダメだ、行くなコイツ」と苦笑していた。

次々と語られるスパイのリアルな実態に、生徒一同、驚いてばかりであった。

元公安警察の勝丸円覚が登壇した「しくじり先生 俺みたいになるな!!」/(C)AbemaTV,Inc.