不動産管理業務の労働生産性をAIで改善する株式会社THIRD(本社:東京都新宿区、代表取締役:井上惇、以下、当社)が提供するAI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」(https://kanri-roid.app/)は、不具合管理機能、業務チケット機能*1の大幅アップデートを実施しました。

これにより、新しいダッシュボードは、UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)の向上により、効率的かつ中長期的な業務管理が容易になりました。また、過去の不具合対応履歴や社内のやりとりを保存する機能が更新され、不動産管理分野における個人依存の業務削減と、社内への情報共有を強化します。

  • 不動産管理業界を取り巻く状況

少子高齢化に伴い深刻化する人手不足インフレによる人件費高騰などの要因により、不動産管理業界の経営環境が悪化しています。また、不動産管理業自体、元請けの管理会社がさまざまな専門業務を下請けに再委託する多重請負構造のビジネスモデルになっています。また、紙を中心としたオペレーションに依存しているため、非効率性と高コストが業界特有の課題です。そうした課題をAIを活用した建物管理クラウドシステム「管理ロイド」で解決できると考え、日々取り組んでいます。現在は全国で2,200社以上の企業に導入しています。

  • 不具合管理機能のアップデートについて

不具合管理機能は建物の設備機器等でトラブルが発生した場合にリアルタイムで情報共有をし、元請けの管理会社だけでなく、協力会社まで含めて会社横断で不具合の解消に向けたプロジェクト管理を円滑化するための機能です。

この機能は、不動産投資家やオーナーの視点から見ると現場で発生した課題を一元的に管理するだけでなく、入居テナントへの影響や、修繕コストの予実管理などで多く使われております。


今回のアップデートでは会社を超えたシームレスな連携がより広範囲でできるようにするためにアプリの機能拡充並びに、不具合の解消にかかった人的工数の記録ができるようになりました。

これにより、不動産管理会社にとっては通常予算管理が難しい案件単位の人的工数の見える化につながるだけではなく、適切な原価管理をするための基礎データを収集できるようになります。

  • 業務チケットのアップデートについて

昨今、管理ロイドをご導入いただいた不動産管理会社様の現場では、労働生産性の改善が進み、事務所に戻ることなく業務の報告書の作成等ができるようになりました。この結果、1日に現場に訪問できる物件数が増えることにより、アプリから業務完結する領域を増やして欲しいというニーズが増えておりました。


今回のアップデートでは、現場の作業員の方が仕事を終えたのちに、次の業務指示を受ける事や、従来はメールや電話でやっていた本部との業務に関する簡単なメッセージのやり取りがチャットのようにできるメッセージ機能が追記されております。

これにより、現場で完結する仕事がより簡単に行う事ができるようになるため、不動産管理における本来業務への回帰がより加速する事が可能になります。

*1:業務チケットとは:

具体的な点検項目や作業タスクに対応する管理単位です。これにより、日程調整、結果の登録、進捗管理などを一元管理できます。

  • 不具合の解消にかかった人的工数の記録イメージ

■AI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」

「管理ロイド」は不動産管理会社向けのAI-SaaSソフトウェアです。無料のアプリを使用して点検、検針、清掃報告などの入力を行えば、事務所への帰社後の報告書作成業務が不要になります。これにより、不動産管理実務のペーパーレス化、労働生産性の向上、遠隔確認などが実現できます。紙に起因する単純作業の削減により、労働生産性が向上するとともに、AIを活用した検針ミスの防止や履行管理の一元化により、業務リスクを軽減します。さらに、提出書類のダブルチェックなどをAIがサポートし、不動産管理の品質を向上させます。

URL:https://kanri-roid.app/


■株式会社THIRDについて

会社名:株式会社THIRDサード

設立:2015年10月

URL:https://third-inc.co.jp/

所在地:〒160-0004 東京都新宿区四谷4-25-13 濱庄ビル2階

代表取締役:井上 惇

TEL:03-6274-8031

会社概要:

THIRDは、不動産・建築業界における業界の活性化と透明化を推進するベンチャー企業です。不動産管理会社の労働生産性向上を支援するソフトウェア「管理ロイド」や、修繕工事の自動見積査定AI「工事ロイド」の開発・導入支援を展開しております。

一般的に「一物一価」であるとされるこの業界においても、最適価格「Fair Value」の存在しない珍しい状況が見られます。このことから、多重請負構造やブラックボックス化されやすい構造が生まれることが多いのです。THIRDは、こうしたブラックボックスを透明化するために、不動産・建築の専門的ノウハウと最先端のAI・IT技術を組み合わせ、お客様に第三者的視点での課題解決をご提供いたします。

配信元企業:株式会社THIRD

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