女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年3月27日 記事は取材時の状況)


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 アラサーになると結婚式に呼ばれることも多くなりますよね。多い人だと月1で結婚式に行くことも。参加経験が増えるとその分、良い部分と悪い部分の両方に気がつくようになるのではないでしょうか。



写真はイメージです(以下同)



 筆者の知人には「結婚式評論家」とあだ名がつくほど、参列体験が豊富な人たちもいます。今回はそんなアラサー結婚式通の女性たちに、結婚式の評価を聞いてみました。


◆ちょっと残念…他の花嫁と鉢合わせしてしまう式場
 結婚式でよくあるのが「他の花嫁とすれ違ってしまった」いうケースです。会場がたくさんある大規模な式場でありがちなパターンですよね。披露宴会場の数に対してチャペルが少ないと、タイムスケジュールをいっぱいにして回転率を上げようという式場の意図があるのかもしれません。


「ブーケトスをしている最中に、移動中の他の花嫁の姿を見かけた。せっかくの結婚式なのにドレスのランクも一目でわかっちゃうから、もったいないと思った」(結婚式通Aさん)。一会場のみ貸切の式場の人気が高いのも納得の理由ですね。


◆紙がペラペラで飛んでいく…ハンドメイドは賛否両論
 昨今のウエディングでは、参列者の名札やウェルカムボードなどのハンドメイドも人気ですよね。式にオリジナリティが出ることや費用が抑えられるメリットがある一方で、辛口な人はこんなところも見ています。


「新郎新婦のプロフィールや名札がハンドメイドで、ペラペラの紙を使ってた。デザインは可愛かったけど、空調の風で名札が飛んでいってしまって披露宴に集中できなかった。デザインだけじゃなくて紙質にも気をつけてほしい!」(結婚式通Bさん)


 ネット通販などで注文する場合は要注意!な評価ですね。


◆ご予算がわかっちゃうフリードリンク
 披露宴でどのコース料理にするか…とても悩ましいところなのですが、実はドリンクも評価がわかりやすいんです。ドリンクはもともと2、3つ程度の選択肢の中で選ぶことが多く、安いプランだとカクテル類は一切ないということも。


「料理にお金をかけたかは、フリードリンクもこだわっているかどうかが、わかりやすい。お酒の選択肢がビールとワインだけだと『あ、ドリンクで費用を抑えているんだな』と気付いちゃう」(結婚式通Aさん)


 特にカクテル類の有無が大きな分かれ目と言われています。お酒の飲めない参加者からは「ノンアルコールカクテルがあると嬉しい」という話もありました。


ハリボテのチャペルの中で、無理にフラワーシャワーって…
 日本の結婚式で一番人気はキリスト教式で、55.4%を占めます(ゼクシィ結婚トレンド調査2018・全国推計値)。ですが、その大半はキリスト教徒でもなく、本物の教会でなく結婚式専用のチャペルで行われています。



もとは教会から出てきた新郎新婦にするもの



「何度かチャペルの式に出ましたが、ハリボテで安っぽいつくりのところも。牧師さんも本物でなくバイトの外国人だったりします。
 友人の式では、チャペル内の短いバージンロードでフラワーシャワーをやったのですが、もともとは教会から出てきた新郎新婦に屋外で花びらやお米なんかをかけるものですよね。あとでスタッフがチャペルの花を掃除するんだろうなあ、無理に外国風をマネしなくてもいいのに…と、貧乏くさい気持ちになりました」(結婚式通C子さん)


◆意外とみんな気にしてる、トイレのクオリティ
 披露宴会場はこまめにリニューアルされたりして綺麗なところが多いですが、盲点なのが式場のお手洗いです。


「結構有名で知名度もある式場に呼ばれたときに、感じたことがある。披露宴会場は綺麗だったけど、トイレが古臭かった。ペーパータオルやドライタオルがなくて、不衛生だなって思いました。あとベビー向けの設備がないところとか…。小さい子供が来ることもあるから設備は整ってるほうがいい」(結婚式通B子さん)


 参列者に幼い子供がいる場合、特に配慮が求められるポイントですね。


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 結婚式にまつわる5つの事例を紹介しました。そんなところまで見てるの?と感じる内容もあったのではないでしょうか。誰かが何かしら不満を持つのが結婚式というものですが、これから式をする方はご参考に――。


<文/大庭スミ>


【大庭スミ】ライター、メンタルカウンセラー。メンタルについて相談を受けることも多い。@sumi19191



写真はイメージです