東京都美術館では「都美セレクション グループ展 2025」の展覧会企画を公募しています。この展覧会は東京都美術館が、新しい発想によるアートの作り手の支援を目的として、企画公募により開催するものです。

東京都美術館という場所の意味やギャラリーA・B・Cという空間の特性を活かした、独自の展覧会企画を募集します。少人数のグループで東京都美術館を使用できる、唯一の枠組みです。

応募条件は出品作家3名以上のグループで、年齢が18歳以上であること、展覧会の開催経験があることなどです。この企画公募のために結成し、グループとしての活動実績が無くても応募することができます。

本企画公募で選抜されて過去に開催された展覧会には、絵画、彫刻、立体、インスタレーション、工芸、書、写真、映像、そしてパフォーマンス等の様々なジャンルや形態の作品が出品されました。同時代美術の発表であり続ける当館の歴史に連なる、幅広く多彩な表現による意欲的な企画案をぜひご応募ください。

  • 審査委員

神山亮子(府中市美術館 学芸係長)
野地耕一郎(泉屋博古館東京 館長)
中原淳行(東京都美術館 調整担当課長)

  • 応募方法

東京都美術館ウェブサイトより募集書類一式をダウンロードして、提出書類を書留郵便で郵送してください。詳細は下記を参照ください。
https://www.tobikan.jp/information/20231227_1.html
応募締切:2024年5月10日(金) (当日消印有効)
問い合わせ先:03-3823-6921(東京都美術館交流係「グループ展2025」担当)

  • 選抜されると…

1、ギャラリーA・B・Cのいずれかの会場で、2025年6月上旬から7月上旬のうち4週間程度(搬入出・展示・撤去作業の日程を含む)、展覧会を開催することが出来ます。

10メートルもの吹き抜けの高い天井と、館内でも最大規模を誇るギャラリーA、ホワイトキューブ的なニュートラルな空間の中央に4つの柱を配し、隠し部屋のような趣のあるギャラリーB、5メートルを超える高い天井のスペースと、対照的に天井が低く細長いスペースを兼ね備えたギャラリーCという、いずれも個性的な特徴を持つ、展示しがいのある独特な会場です。

公募展や特別展などを目的に当館を訪れる来館者の多くが、このグループ展にも来場する傾向があります。現代美術に馴染みのない来場者も含めた、大勢の鑑賞者と作品の出会いの場となります。「都美セレクション グループ展 2023」の来場者はのべ37,709人(22日間)でした。

2、会場使用料が免除されます。
会場使用料は、東京都美術館が負担します。グループは、搬入出にかかる費用と、作品制作・設営費、展示室の看視スタッフ等の経費負担が必要となります。

3、東京都美術館記録集を制作します。

東京都美術館が撮影する会場記録画像とともに、開催実績と審査委員の講評を収録した記録集を制作し、各グループの記録・広報用として一定数配布します(制作にあたりグループの費用負担はありません)。

記録集は東京都美術館ウェブサイトに全ページを掲載するほか、全国の美術館・博物館の図書室に配布します。

過去の記録集はこちらでご覧いただけます。
https://www.tobikan.jp/archives/publication.html#groupshow

  • 今年の展覧会情報 「都美セレクション グループ展 2024」 入場無料
    会期:2024年6月10日(月)~6月30日(日) 休室日:6月17日(月)
    昨年度の企画公募で選抜されたグループによる3つの企画展を開催します。
    https://www.tobikan.jp/exhibition/2024_groupshow.html
    ・ギャラリーA 「スティル・エコー:境界の風景」
    ・ギャラリーB 「ずれはからずもぶれ」
    ・ギャラリーC 「回遊する風景」

  • これまでのグループ展

配信元企業:公益財団法人東京都歴史文化財団

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