アカデミー賞の長編アニメ賞を受賞した宮﨑駿監督の「君たちはどう生きるか」が、3月20日から英語吹き替え版の全国上映が行われることが分かった。

英語吹き替え版では、主人公の眞人(まひと)役をルカ・パドバン、青サギ役をロバート・パティンソンが声を担当するほか、クリスチャン・ベール(勝一役)、マーク・ハミル(大伯父役)らも参加。なお、吹き替え版の日本語字幕は、英語セリフを翻訳したセリフではなくオリジナル台本のセリフが使用されていることがアナウンスされている。

君たちはどう生きるか」は、宮﨑監督の10年ぶりとなる最新作。宮﨑監督の記憶に残るかつての日本を舞台に、自らの少年時代を重ねた自伝的要素を含む冒険ファンタジーで、母親を火事で失った少年・眞人が、青サギに導かれて生と死が渾然一体となった世界を旅する姿が描かれた。日本では2023年7月に公開され現在も上映中。2024年3月10日時点で興行収入89.8億円を記録している。

第96回アカデミー賞長編アニメーション賞受賞記念 (C)2023 Studio Ghibli