5月17日(金) から公開される映画『湖の女たち』より、ポスタービジュアルが公開された。

吉田修一による同名小説を『日日是好日』『星の子』『MOTHER マザー』の大森立嗣が映画化した本作。介護施設での殺害事件を発端に、福士蒼汰演じる濱中圭介と松本まりか演じる豊田佳代が刑事と容疑者という立場でありながら抗えない関係に溺れ、人間の内なる欲望に目覚めるとともに過去から隠蔽されてきた真実を引き摺り出していく。

公開されたポスタービジュアルは、濱中と豊田の「理屈では説明できない抗えない力」で引き寄せられ溺れていく関係を表現するため、実際にプールに入り水中で撮影。まるで湖に沈んでいくように水中に漂う姿が印象的に映し出されている。

併せて、本予告も公開。刑事の濱中と介護士の豊田のただならぬ場面からスタートすると、豊田の絞り出すような「私がやりました」という声とともに、バッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』が流れ出す。濱中と伊佐美(浅野忠信)の執拗な取調べに「うちはやってないんや」と泣き叫ぶ介護士・松本(財前直見)、そして危うい関係を深めていく濱中と豊田の姿が次々と映し出される。

また、事件を追う週刊誌記者・池田(福地桃子)が事件の背景に旧日本軍731部隊の存在があったことを知り、豊田の働く介護施設で亡くなった100歳の老人の妻・松江(三田佳子)と対峙する様子や、「今、世界は美しいのだろうか──」と観客に問いかけるような言葉とともに静かな湖畔が映し出されるなど、断片的な映像から豪華俳優陣によるスリリングなアンサンブルが楽しみな予告編となっている。

『湖の女たち』予告

<作品情報>
『湖の女たち』

5月17日(金) 全国公開

公式サイト:
https://thewomeninthelakes.jp/

(C)2024 映画「湖の女たち」製作委員会

『湖の女たち』ポスタービジュアル