ライアン・レイノルズと、ジョン・クラシンスキー監督(「クワイエット・プレイス」)がタッグを組む新作の邦題が、「ブルー きみは大丈夫」に決定し、公開日が6月14日になることが発表された。人気声優・下野紘がナレーションを担当し、子どもにしか見えない"もふもふ"ブルーの姿をおさめた新予告編と場面写真がお披露目された。

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クラシンスキー監督が新たに選んだ題材は、子どもの頃に一緒に遊んだ空想の友だち(イマジナリーフレンド)。「もしも大人になったいまでも、そばであなたを見守ってくれているとしたら……」という発想から生まれた、孤独な少女とブルーの物語を紡ぐ。

デッドプール」シリーズや「フリー・ガイ」など、ユーモア溢れるキャラクターを演じてきたレイノルズと、「ウォーキング・デッド」シリーズのジュディス役で注目を集めた天才子役ケイリー・フレミングが主演。スティーブ・カレル、マット・デイモンエミリー・ブラント、フィービー・ウォーラー=ブリッジオークワフィナ、サム・ロックウェル、ルイス・ゴセット・Jr.ら豪華俳優陣が、声優として集結したことも話題を集めている。

予告編は、下野の「孤独な少女ビーに不思議な出会いが訪れる」という言葉から始まる。ビー(フレミング)と、彼女を助ける、大人だがブルーのことが見える隣人(レイノルズ)、そしてブルーをはじめとする、かわいらしくて不思議なキャラクターが続々登場。イマジネーションに溢れる世界観が、想像力を刺激する。最後はブルーの大きな体をぎゅっと抱きしめるビーに、優しく包み込むような声が「きみは大丈夫」とタイトルを告げる。"子ども時代の大切な存在"が、いまもそばで見守ってくれているように感じさせる、あたたかさに満ちた映像に仕上がった。

場面写真では、ビーがブルーと初めて出会い、驚く姿を活写。ブルーは友だちだった子どもが大人になり、彼のことを忘れてしまったことで、もうすぐ消滅する運命にあった。ブルーを助ける方法を探すビーと隣人が、恐る恐る何かを覗き込むようなシーンもあり、ふたりが見つめる先にどんな世界が待ち受けているのか、期待が高まる。

クラシンスキー監督は、新型コロナウイルスが感染拡大していた期間、娘との生活からアイディアを得たという。本作に込めた思いを、「(人生には)もうダメだと思う日や、あまりいい日でない日もあるけど、そんな日でも、いつも誰かがそばにいると感じてほしい。良い日であれ、悪い日であれ、いつも誰かがそばにいてくれること。そして、より大きく美しいものを信じることが、次の日につながるということを(感じてほしい)」とメッセージを送る。クラシンスキー監督とレイノルズが、「ピクサー作品の実写版のような映画を目指した」と明かす物語に注目だ。

「ブルー きみは大丈夫」は、6月14日に公開。

人気声優・下野紘がナレーションを担当した新予告編 (C)2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.