アーセナルイングランド代表DFベン・ホワイトとの契約延長に迫っているようだ。13日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

 現在26歳のホワイトは2014年夏にブライトンの下部組織へ加入し、2016年8月にトップチームデビューを飾った。2019-20シーズンはリーズへレンタル移籍し、“狂人”の愛称でも知られるマルセロ・ビエルサ監督(現:ウルグアイ代表)の下でセンターバック(CB)の主軸として活躍。その後はブライトンで主力として活躍すると、2021年夏に推定5000万ポンド(現在のレートで約94億円)の移籍金でアーセナル加入を果たした。

 ミケル・アルテタ監督率いるチームではここまで公式戦通算122試合に出場し4ゴール9アシストをマーク。フランス代表DFウィリアン・サリバが復帰した昨シーズンから右サイドバック(SB)に定着すると、右ウイング(WG)を務めるイングランド代表FWブカヨ・サカとの連携で攻撃を活性化させ、直近では“偽SB”としての動きも卒なくこなしている。
 
 今シーズンもここまで公式戦通算39試合に出場し、プレミアリーグ優勝争いを繰り広げるチームを牽引しているホワイト。この度『アスレティック』が報じたところによると、ここ数カ月間に渡って行われていた同選手とアーセナルとの契約延長交渉が遂に合意に達したとのこと。2026年6月末までとなっている契約期間を延長するだけでなく、給与等の条件面も大幅に改善される見込みだという。なお、新契約の締結は早ければ今週末までに発表される可能性があるようだ。
 
 2019年末に就任したアルテタ監督の下で“名門復活”を遂げたアーセナルは、昨シーズン途中から主力選手との契約延長を続々と発表。直近ではサリバやサカ、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアらが新契約にサインし、日本代表DF冨安健洋との交渉も残すところは正式発表のみと報じられている。また、ブレントフォードからレンタル加入中のスペイン代表GKダビド・ラヤについては、買い取りオプションの行使が予定されているようだ。

最終ラインの主軸としてアーセナルを支えているベン・ホワイト [写真]=Getty Images