北中米カリブ海ナンバーワンクラブを決める大会となるCONCACAFチャンピオンズ・カップ2024の決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグが13日に行われ、インテル・マイアミとナッシュビルが対戦した。

 インテル・マイアミはアウェイで行われたファーストレグで2点先制をされながらも、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのゴールとウルグアイ代表FWルイス・スアレスのゴールで2-2のドローで終えた。準々決勝進出を決めるためにホームでのセカンドレグでの勝利が必要となるインテル・マイアミはメッシスアレス、元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ、元スペイン代表DFジョルディ・アルバの「元バルサ組」がスタメンに並んだ。

 試合は開始直後からメッシがドリブルでゴールに立て続けに向かう姿勢を見せるなどインテル・マイアミがゴールへの意欲を見せる。すると8分、ゴール前中央でメッシがペナルティエリア中央左寄りにスルーパスを入れると、反応したスアレスがアウトサイドでゴール右隅に流し込み、インテル・マイアミが先制に成功した。

 その後もインテル・マイアミが優勢に試合を進めると23分、パラグアイ代表FWディエゴゴメスが右足での鋭い切り返しで相手ディフェンダーを外しペナルティエリア内に侵入。ボールを中央に送り、そこに走り込んだメッシがワントラップ後、左足を鋭く振り抜くと、ボールはゴールネットに突き刺さった。

 追加点が決まった後もインテル・マイアミがボールを支配する展開が続く一方、ナッシュビルも前半終了間際にDFダニエル・ロビツが左足でゴールポストを叩くシュートを放つなどゴールを期待させるシーンを作り出したが、試合はこのまま2-0でハーフタイムへ。

 すると後半開始直後の50分、インテル・マイアミを率いるヘラルド・マルティーノ監督は温存のためかメッシをベンチに下げロバート・テイラーを投入。するとそこからナッシュビルに流れが移り、ゴールに迫るナッシュビルをインテル・マイアミがゴール前での体を張った守備で防ぐという場面が続いた。

 だが、インテル・マイアミは難しい時間帯をしのぐと、63分、右サイドからのスアレスのセンタリングにロバート・テイラーが頭で合わせ3-0とリードを広げた。

 試合はこのまま3-0で終了するかと思われたが、90+3分にナッシュビルがサム・スリッジのゴールで一点を返し3-1とするも、インテル・マイアミが2試合合計5-3でナッシュビルを下した。

 この結果、準々決勝進出を決めたインテル・マイアミは4月2日にモンテレイとシンシナティとの勝者と対戦する。

【スコア】
インテル・マイアミ 3-1 ナッシュビル

【得点者】
1-0 8分 ルイス・スアレスインテル・マイアミ)
2-0 23分 リオネル・メッシインテル・マイアミ)
3-0 63分 ロバート・テイラー(インテル・マイアミ)
3-1 90+3分 サム・スリッジ(ナッシュビル)

ゴールを決めて喜ぶインテル・マイアミ所属のリオネル・メッシとルイス・スアレス[写真]=Getty Images