日本サッカー協会JFA)は14日、朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)代表との2連戦に臨むメンバーを発表した。

 FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で北朝鮮代表と対戦する日本代表。21日(木)に『国立競技場』で行われる一戦は19時20分、26日(火)に平壌(北朝鮮)の『金日成(キム・イルソン)競技場』で行われる一戦は17時にそれぞれキックオフ予定と明らかになっているほか、21日の一戦は日本テレビ系列で全国生中継される一方、26日の試合は放送未定となっている。

 北朝鮮代表のFIFAランキングは現在114位(日本代表は現在18位)で、同国との過去の対戦成績は8勝4分け7敗。最後に対戦したのは2017年12月9日に『味の素スタジアム』で行われたEAFF E-1サッカー選手権で1-0で勝利しているものの、アウェイで開催された過去4試合は2分け2敗と未勝利となっているほか、全試合無得点に終わっている。

 なお、FIFAワールドカップ26アジア2次予選でシリア代表とミャンマー代表と同組のグループBに入る日本代表は2連勝で首位に立っている一方、北朝鮮代表は1勝1敗で2位につけている。

 今回のメンバーには遠藤航リヴァプール)や久保建英レアル・ソシエダ)らが順当にメンバー入り。一方、三笘薫ブライトン)や冨安健洋アーセナル)、中山雄太(ハダースフィールド)はケガのため招集外となった。

 さらに、長友佑都FC東京)がFIFAワールドカップカタール2022以来、1年3カ月ぶりに復帰したほか、小川航基(NECオランダ)も2019年のEAFF E-1サッカー選手権以来、4年3カ月ぶりに代表復帰を果たした。

 そして、一部週刊誌で女性への性加害疑惑が報じられたことを受け、AFCアジアカップカタール2023では日本代表を途中離脱する事態となっていた伊東純也(スタッド・ランス)が再び招集されるかにも注目が集まっていたが、所属チームでは出場を続けているなか、今回の代表活動では招集外となった。

 発表されたメンバー26名は以下の通り。

▼GK
前川黛也(ヴィッセル神戸
大迫敬介(サンフレッチェ広島
鈴木彩艶(シント・トロイデン/ベルギー

▼DF
長友佑都FC東京
谷口彰悟(アル・ラーヤン/カタール
板倉滉ボルシアMGドイツ
渡辺剛(ヘント/ベルギー
町田浩樹(ユニオン・サン・ジロワーズ/ベルギー
毎熊晟矢セレッソ大阪
伊藤洋輝シュトゥットガルトドイツ
橋岡大樹(ルートン・タウン/イングランド
菅原由勢(AZ/オランダ

▼MF/FW
遠藤航リヴァプールイングランド
浅野拓磨(ボーフム/ドイツ
南野拓実モナコフランス
守田英正(スポルティング/ポルトガル
相馬勇紀(カーザ・ピア/ポルトガル
小川航基(NECオランダ
前田大然セルティックスコットランド
堂安律(フライブルク/ドイツ
上田綺世フェイエノールトオランダ
田中碧デュッセルドルフドイツ
川村拓夢(サンフレッチェ広島
中村敬斗(スタッド・ランスフランス
佐野海舟(鹿島アントラーズ
久保建英レアル・ソシエダスペイン

日本代表のメンバーが発表された(写真は昨年11月のもの) [写真]=金田慎平