「働く」に関する社会課題をビジネスで解決するキャムコムグループは、技能実習手数料をゼロとする「VJCプロジェクト」の出発式を、2024年3月8日ベトナムハノイで開催しました。

「VJC(Vietnam・Japan・CAMCOM)プロジェクト」は、新しい技能実習制度のカタチを実現するプラットフォーム型プロジェクトです。キャムコムグループが運営する「mintoku work vietnamミントクワーク ベトナム)」(外国人に特化した求人・求職ナビサイト)を通して人材募集をすることで、ブローカーを排除し、手数料の中でも大きなウエイトを占める「募集費用」を最小限に抑えています。さらに、友好的なベトナム送り出し機関の努力と、日本側の奨学金などを組み合わせ、実習生本人が負担する手数料『ゼロ』を実現しました。その結果、実習生はその他の費用も含め、通常の1/3程度の金額で来日することができます。

また、プロジェクトに参加する技能実習生は、通常の入国前の日本語教育に加えて、日本語教育webコンテンツ「edupoke(エデュポケ)」を無料で使用でき、さらに入国後は宿泊型研修施設「キャムテックエデュックアカデミー」での1か月間のカリキュラムを受講できるなど、日本での働き方について手厚いサポートを受けることができます。

手数料をゼロにするだけでなく、教育面にも力を入れている「VJC プロジェクト」は、ベトナム政府の推奨を受けています。

※送り出し機関…日本で働いて技術や知識等を習得したい外国人を募集し、 日本へ送り出す機関

  • VJCプロジェクト 第1期生 卒業及び出国式典

2023年3月8日に、「VJCプロジェクト 第1期生 卒業及び出国式典」がベトナム⾸都ハノイで開催されました。

この出発式は、6か月の現地での研修を終えた「VJCプロジェクト」メンバーの第1陣30人が、3月下旬から4月上旬にかけて日本に出発することから、プロジェクトメンバーの充実した学びやキャリア育成を応援するべく開催されました。

日本へ入国したプロジェクトメンバーは、キャムコムグループが運営する『キャムテックエデュックアカデミー』の成田・大阪センター2校にて充実した入国後教育を受けたのち、食品製造を中心とした全国の企業に配属となる予定です。

式典には、ベトナム労働・傷病兵・社会省 副大臣のグエン・バ ・ホアン氏、ベトナム海外労働者派遣協会(VAMAS)会長の ゾアン・マウ・ジエップ氏、日越友好協会 副会長 元外務副大臣のグエン・フー・ビン氏などが参加したほか、JICAベトナムより西川氏、山田氏が出席しました。

また、式典の様子はベトナムの国営放送でも放映されました。

株式会社キャムテック(キャムコムグループ) 取締役 北沢智子 挨拶
プロジェクト第1期生 決意表明
  • 技能実習・特定技能へのサポートサービス

・技能実習生・特定技能外国人向け 求人求職ナビサイト「みんなのトクギ」「mintoku」

外国人向けの求人案件掲載サイト。ベトナム語インドネシア語など多言語に対応しているほか、気になった企業で母国の実習生が働いているかや働いてみた感想など、海外の方が職場を選ぶ際に必要な情報を提供し、仕事探しをサポートしています。

今回は、「みんなのトクギ」のベトナム現地バージョンの「mintoku work vietnamミントクワーク ベトナム)」を活用します。

https://minnano-tokugi.com/

・日本語教育オンラインサービス「edupoke」

キャムコムグループが開発した日本語学習のオンラインサービス。日本での就業前から日本語学習ができるほか、技術検定の過去問題が搭載されていることから、就業後も技能実習制度に必要な技術学習を行うことができます。

https://edu-poke.jp/

・宿泊型研修施設「キャムテックエデュックアカデミー

キャムコムグループが運営する、関西空港付近の大阪府泉南市と、成田空港付近の千葉県匝瑳市の2カ所にある研修施設。直接の技術指導を行うことができるほか、オンラインでの技術講習、e-ラーニングにも対応しています。

また宿泊設備があることから、共同生活を送りながら日本での生活様式を学習できることに加え、イスラム教の礼拝堂も設けられるなど宗教的配慮も行われています。

https://camtech-ea.net/

キャムテックエデュックアカデミー成田校
  • 技能実習生の借金問題

日本の労働人口不足が深刻化するなかで、日本の産業や経済、地域社会を共に支える一員として、外国人の適正な受け入れを図ることは喫緊の課題となっています。

現在日本では、200万人を超える外国人労働者が働いています。そのうち20%をしめる41万人は、技能実習制度を利用して日本にやってきた技能実習生です。一方で、現行の技能実習制度は、人材育成を通じた国際貢献を制度目的としているにもかかわらず、労働力確保として利用されているケースもあり、制度目的と運用実態の乖離が指摘されてきました。

技能実習制度は、実習期間を通じて同一企業で実習することが前提となっており、原則、転籍ができません。

そのため技能実習生がパワハラやセクハラ、いじめ等の人権侵害に遭っても声を上げづらく、実習先から失踪してしまう事例が少なくないという現状が明らかになってきました。また、高い給与が支払われる職場を求めて失踪するケースも問題となっていますが、その背景には、借金をして来日する実習生が約55%に上ることが挙げられます。21年度の失踪者は7000人、22年度は9000人が報告されています。

送出機関へ支払った費用総額の平均値(国籍別)外国人技能実習機構と出入国在留管理庁における 2,000名アンケート調査(2022年)

現行の技能実習制度の改正が求められる中で、今年2月9日外国人材の受入れ・共生に関する関係閣僚会議において、「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議最終報告書を踏まえた政府の対応について」が決定されました。これにより、技能実習制度に代わる新制度「育成就労」の方針が定められ、就労から1~2年で一定の日本語能力と技能があれば転籍可能とすることや、手数料等の情報の透明性を高めること、手数料等を受入れ機関と外国人が適切に分担するための仕組みを導入して外国人の負担軽減を図ることなどが示されました。

参照:
厚生労働省「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ」(令和5年10月末時点)

出入国在留管理庁「技能実習生の支払い費用に関する実態調査について」(令和4年7月26日)「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議最終報告書を踏まえた政府の対応について」
法務省「技能実習生の失踪者数の推移」(平成25年令和4年

  • キャムコムグループの海外人材事業

キャムコムグループは、総合人材会社として、HR領域で培った知見をもとに様々な海外人材をサポートするサービスを展開しています。自社で開発した日本語学習のためのオンラインサービス「edupoke」や、技能実習生や特定技能外国人向けの宿泊型研修施設「キャムテックエデュックアカデミー」の運営などにより、海外人材の日本語や技術指導、生活サポートを行っています。

キャムテック(キャムコムグループ会社)

  海外事業部>>https://biz.ca-m.co.jp/global

  • グループ会社概要

グループ名:キャムコムグループ
本社:東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング南館16階

代表者:グループ代表 神保 紀秀

設立:2001年8月

売上高:1,292億円 ※2023年3月末 グループ計

資本金:4億円 ※2023年3月末 グループ計

従業員数:2,385人 ※2023年3月末 グループ計 派遣スタッフ除く

連絡先:03-6701-4510(代表)

主要拠点 : 全169拠点 ※2023年3月末 グループ計

https://cam-com.inc/

グループ運営サイト:

「そうキャリ!」派遣・紹介・紹介予定派遣の求人サイト https://sougo-career.jp/

「tenichi」転職・求人情報求人サイト https://ten.1049.cc/

「バイトレ」短期・単発求人サイト https://www.81100.jp/

「インタツアー」インタビューからはじまるリレーション採用(R)プラットフォーム https://intetour.co.jp/

「インタツアーメディア」就活情報収集サイト https://intetour.jp/media/

「海外人材タイムス」外国人採用向け情報サイト https://kjtimes.jp/

「みんなのトクギ」特定技能外国人に特化した求人・求職ナビサイト https://minnano-tokugi.com/

「ロジパレジャーナル」物流業界向け情報サイト https://logipalette.jp/journal/category/trend/

  • メディア問い合わせ

キャムコムグループ 広報部

E-MAIL:press@cam-com.jp

配信元企業:株式会社綜合キャリアオプション

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